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卒業発表の乃木坂46・樋口日奈 11年間で選抜経験はわずか3回でも、心の支えにしてきた後輩メンバーとの“固い絆”

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.07.29 16:18FLASH編集部

卒業発表の乃木坂46・樋口日奈 11年間で選抜経験はわずか3回でも、心の支えにしてきた後輩メンバーとの“固い絆”

2012年の乃木坂46。樋口は4列め・右から3番め(写真・時事通信)

 

 先日、グループからの卒業を公表した乃木坂46樋口日奈。グループの1期生で、活動開始からじつに11年が経つ。けっしてグループの中心ではなかった彼女が、11年間、活動を続けてこられた原動力はなんだったのだろうか。

 

 樋口といえば、かつてはアンダーの常連メンバーで、1枚めから24枚めのシングルのうち、選抜経験はわずか3回で、いずれも3列め。シングルに収録されるアンダー楽曲でもセンター経験は2回しかなく、アンダーでも目立つ存在ではなかった。卒業するメンバーがだんだんと増え、それと同時に多くの1期生が選抜入りをはたしていく中、樋口と和田まあやのみがずっとアンダーに残される状態だった。アンダーでも、2期生や3期生が華々しく活躍するようになった。

 

 

「しかし、2021年1月に放送された『教場II』(フジテレビ系)への出演が、樋口の分岐点となりました。役作りのために髪をショートにしたことが、色っぽいルックスを引き立たせ、一気に存在感が大きくなり、これ以降のすべてのシングルで選抜メンバー入りしています」(芸能ライター)

 

 まさしく“遅咲き”となった樋口。そんな彼女には、心の支えとなっているメンバーの存在があったという。

 

「後輩である3期生・阪口珠美です。阪口は、樋口の握手会に行ったことで彼女に強く惹かれて、乃木坂46のオーディションを受けています。メンバーとなった後も樋口にその愛を伝え続け、また樋口もその話にとても力をもらっているようでした。

 

 3期生の“憧れの先輩”といえば、生田絵梨花や齋藤飛鳥の名前が多く出てきますが、ずっとアンダーだった自分に強く憧れてくれているというのは、樋口にとって嬉しいことだったに違いありません。ライブでも、阪口のことを『ずっと私の力になってくれている大好きな後輩』と紹介し、この2人は固い絆で結ばれていました」(前出・芸能ライター)

 

 樋口の卒業発表後、阪口も寂しさと感謝の想いを込めたブログを更新。メンバーの卒業に際して、ほかのメンバーがそのためだけにブログを更新することは珍しく、いかに阪口にとって樋口が大きい存在だったかがわかる。しかし、なぜ2人はこんなにも惹かれ合っているのだろうか。

 

 アイドル誌ライターがこう分析する。

 

「境遇が似ているからだと思います。阪口は、選抜に入っていてしかるべきメンバーと言われていますが、これまで選抜入りしたのはわずか1回で、選抜入りを逃すたびにファンから疑問視する声が上がっています。この『選抜に入れそうで入れない』というのは、長らく樋口がとっていたポジションと同じ。それでもアンダーで地道な努力を積み重ねている姿も、2人の姿が重なります。

 

 8月31日に発売する30枚めのシングルが、樋口の参加する最後の楽曲となるのですが、この選抜に阪口は選ばれませんでした。阪口が唯一、選抜に選ばれた23枚めのシングルでは、樋口はアンダーだったので、結局、この2人は一度も選抜で同じ時間を過ごさず、終わってしまうことになります。そのことも、いっそう2人の関係性を強固にしていたように思います」

 

 阪口の想いを背負っていたことで、樋口も選抜メンバーとして卒業を迎えられたのかもしれない。

 

( SmartFLASH )

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