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TKO木本に次いで、後藤祐樹も…芸能界で多発する「金銭トラブル」の理由
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.30 19:35 最終更新日:2022.07.30 19:38
またもや「金銭トラブル」だ。7月29日、後藤真希の弟でタレントの後藤祐樹が自身のYouTubeチャンネル「後藤祐樹『おっととっとちゃんねる。』[公式]」で動画を公開。プロモーション動画を有料で撮影する、いわゆる “企業案件” で金銭トラブルに陥っていると報告した。
後藤は会社社長と直接やり取りをして契約を結び、すでに動画も撮影済みだという。しかし、その後いつまでたっても会社社長から報酬が支払われることはなく、連絡もつかなくなってしまった。「本当に困っています」とし、弁護士に相談する様子が動画に収められている。
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その会社社長との契約は口頭だけで、契約書を交わしていないことから、「僕自身、無知な部分もあった」と後悔する様子を見せた。
芸能界の金銭トラブルといえば、お笑いコンビ・TKOの木本武宏も世間を賑わせている。報道によると、周囲の芸人仲間などに「いい話がある」と投資の話を募り、7億円を超えるとされる資金を集め、2名の投資家に少なくとも6億円を預けていたが、そのうちの1人と連絡がつかなくなった。
スポニチによれば、現在、出資先の1人から2億円が返金されたというが、残りのお金が戻るかどうかは不透明。木本は周囲の人間に「一生かかっても必ずカネは返す」と語っているという。
しかし、トラブルを受け、レギュラー番組はすべて降板。所属していた事務所・松竹芸能も退社することになった。木本の芸能界復帰は厳しそうだ。
なぜこれほど「金銭トラブル」が発生してしまうのか。芸能記者は「芸能人の中途半端なベンチャー精神が原因だ」と語る。
「これまで芸能人は、事務所という会社組織に頼りっぱなしで、指示されたスケジュールをこなしているだけでよかった。舞台やイベント、テレビに出演してお金を稼ぐ。これが基本のスタイルです。
CM契約を結ぶ場合は、広告代理店を経由しますし、紙の契約書も交わします。新しい取引相手と仕事をする場合、支払い能力はあるか、“反社” との関わりはないかなどの厳しいチェックも所属事務所がおこないます。
ところが、SNSやYouTubeの流行で、知名度さえあれば、PR案件やオンラインサロン、その他さまざまなやり方で、とんでもない金額を稼げるようになってきました。
キングコングの西野亮廣さんや、オリエンタルラジオの中田敦彦などがその走りでしょう。それを見て “俺たちも稼ぎたい” と考える芸能人が後を立たないんです。事務所に頼らずビジネスをしようとする “ベンチャー精神” が生まれているんですよ」(同前)
しかし、芸の道に通ずることと、ビジネスマンとしてのスキルは、決して同じものではない。
「後藤さんのケースで言えば、契約書を交わしていないのはあり得ないですし、取引相手の会社が “まとも” なのかチェックしたかどうかも怪しい。
木本さんの場合も、投資というリスクについて、どこまで認識できていたのか。金融商品取引法への理解はあったのか。仮想通貨のマイニング会社まで設立していたそうですが、リスクマネジメントについて勉強していたとは思えません。ベンチャー精神は、本業で発揮してもらうのがいちばんではないでしょうか」(同前)
餅は餅屋ということか。
( SmartFLASH )