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不動産にFX…全貌見えたTKO木本の資金トラブル…専門家・山崎元氏が呆れる「悪人じゃないけどうかつすぎます」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.08.03 11:00FLASH編集部

不動産にFX…全貌見えたTKO木本の資金トラブル…専門家・山崎元氏が呆れる「悪人じゃないけどうかつすぎます」

 

 総額6億円を超える巨額の投資トラブルに巻き込まれているお笑いコンビ「TKO」の木本武宏。8月1日、『NEWSポストセブン』で5時間に及ぶインタビューに応じたことで、ようやくトラブルの全貌が見えてきた。

 

 記事によると、木本は、自称FXトレーダーのA氏と、芸能関係者のB氏とトラブルになっている。

 

「A氏は20代の自称FXトレーダーで、仲間内では天才と称されていました。その手腕にほれ込んだ木本さんは、自分や知人の芸人を含む10人で1億円以上のお金を預けました。

 

 

 ところが、A氏と連絡が取れなくなり、問い詰めるとA氏がこれまで実績として木本さんに見せてきたのが単なるデモ画面で、実際にはトレードすらしていなかったことが発覚したそうです」(スポーツ紙記者)

 

 弱り切った木本は、今回の損失はA氏を紹介した自分の責任だということで、知人らに代わりに返済する約束をした。そこに現れたのがB氏だ。

 

「B氏は『知人の会長しか触れない土地がある』と言い、不動産投資を木本さんに持ちかけたそうです。お金に困っていた木本さんはそれにも飛びつき、再び知人らからもお金を集めて5億円にのぼるお金を預けました。

 

 ところが、B氏も約束したリターンはもたらさず、結局、弁護士を通じて返済計画について話しあっているのです。1億6000万円は戻ってきましたが、今でも木本さんは残額を返済してくれると信じているようです」(同)

 

 これらの一連の “投資” では書面で契約していないケースも多く、ほとんどが口約束だったようだ。木本自身は、知人に投資を紹介する際に手数料やマージンは受け取っていないという。

 

 これに呆れるのは、楽天証券経済研究所の客員研究員で経済評論家の山崎元氏だ。

 

「木本氏は、悪人ではないのでしょうが、うかつすぎると言えますね」

 

 山崎氏はまず、投資をする際に3つの点を確認するべきだという。

 

「まずは、お金の保管場所です。信用できる運用業者が顧客のお金を預かる場合、信託銀行に専用の口座を開き、そこに資金を置いて運用を指図する形式を取ります。

 

 運用者個人の銀行口座や、まして海外にある口座などに直接お金を振り込んで預かり証を受け取る形は危ないんです」(山崎氏)

 

 2つめは資格のチェックで、運用業者が、金融商品取引法上で、資金運用業者として登録されているかどうか確認する必要がある。木本の場合はA氏もB氏も無登録だった。

 

「最後は、運用の方法と実態、さらに利益の信憑性です。木本氏が関わった件は、FXと不動産だそうですが、どちらも通常は『本当に儲かるなら、その運用者が自分で儲けたらいい』投資。怪しすぎますよね」(同)

 

 現時点で報道されている限り、木本はこの3つの点すべてを確認していない。

 

「“儲け話” が関わると、友人すら危険な存在になります。本人に悪意はなくても今回のようなことになり得るし、人は『怪しい儲け話』に手を出すと仲間が欲しくなるという心理もありますから」(同)

 

 しかし、事務所退社に加え、数億円もの “負債” になるとは、あまりに高い勉強代だ。

 

( SmartFLASH )

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