コート姿にカレンダーは2月…季節感のおかしな『競争の番人』背景に「杏の渡仏」と「小池栄子の大河」

 

　坂口健太郎と杏がダブル主演している月9ドラマ『競争の番人』（フジテレビ）。8月9日、第5話（8日放送）の世帯視聴率が8.0％と判明（ビデオリサーチ調べ、関東地区、速報値）。初回放送は11.8％だったが、以降は1ケタ台が続き、成績は振るわないようだ。

 

　同ドラマの舞台は公正取引委員会・第六審査、通称「ダイロク」。坂口が演じるのは、20歳で東大法学部首席卒業の理性的な天才・小勝負勉（こしょうぶ・つとむ）。杏は、感情のままに行動する元刑事の白熊楓を演じている。独占禁止法に関わる違反行為を取り締まる、いわゆるバディものだ。

 

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　杏は、2015年のドラマ『デート～恋とはどんなものかしら～』（同系）以来7年ぶりの月9主演となるが、番組内容に視聴者からは “ツッコミ” が相次いでいるようで……。

 

「公正取引委員会という舞台は視聴者にとって斬新。しかし、“精神論” や “人情” で解決しようとする場面も多くあり、『法と証拠で追い詰めていく場面が見たいのに』という感想が散見されます。

 

　そしていちばんの疑問点は、キャストの服装。現実では真夏日が連続する空模様なのに、演者たちはコートに手袋という厚着なのです。

 

　劇中のカレンダーが2月になっていたり、キャストが白い息を吐いていたり、『ちょっと服装が見てて暑苦しい』という声があがっていますね」（テレビ誌ライター）

 

　一部メディアで、1月にクランクイン、5月に撮了していることが報じられている同ドラマ。異例のスケジュールについて、その背景を語るのは局の関係者だ。

 

「杏さんは、本格的にフランス移住を進めているといいます。双子の長女と次女は、今年6歳に。フランスは、日本より早く6歳になる年に小学校に入学しますし、新学期は9月から始まります。現地の小学校入学に合わせ、8月にも移住する可能性があるのです。この移住は、父である渡辺謙さんも背中を押しているといいます」

 

　さらに、『競争の番人』キャストの一人である小池栄子も、現在NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演中だ。

 

「大河ドラマの撮影スケジュールは1年がかり。小池さんにとっても、早い撮了はありがたかったことでしょう。

 

　7年ぶり月9主演の杏さん、いまや名バイプレーヤーとなった小池さんの出演を強く望んだ製作陣が、夏ドラマを年始から撮影するというスケジュールに踏み切ったのです」（同前）

 

　それでも、この時期にコートを着た出演者はやはり気になってしまうかも――。

 

( SmartFLASH )