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笑い飯・哲夫 安倍元首相銃撃事件を受け熱弁「宗教2世でもしっかり生きて、生活してる方はたくさんいる」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.11 16:58 最終更新日:2022.08.11 17:03
8月8日にABEMAで放送された『変わる報道番組 #アベプラ』。この日、番組では「平和とデモの形」と「宗教2世」をテーマとして取り上げた。前半では、8月6日に広島でおこなわれた反戦、反核を訴えるデモにおいて、参加者のなかから安倍元首相を批判する声が出てきたことを紹介。そこで出演者の笑い飯・哲夫は、
「まだ四十九日も経っていないなかで、亡くなられた安倍さんの事をこうやって批判するとかって、僕は日本人の所業とは思えないんですよ」
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と痛烈批判。さらに、後半では元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の生い立ちに触れたうえで、「宗教2世の苦悩」について語られたが、そこでも哲夫が長尺の熱弁を振るった。
宗教2世が抱える生きづらさや、親との軋轢について、その肉声を紹介するなかで、哲夫は突如「僕の家は仏教徒で、曹洞宗です」と語り、
「宗教という言葉でごっちゃにしてはいけなくて、問題になっているのは新興宗教ですよね」
「こういう問題を扱ってるときにテレビを見ていて思うのは、安倍さんは被害者、山上は殺害者ですよ。そのことからすぐに、こういう宗教2世問題に繋げたくないですね」
と熱く語りだした。そして
「まずは安倍さんが殺された、そして殺した犯罪者がいる。こういう事は二度と起こってはならない。何がいちばん悪いか? まずは殺害したことです。殺害なんて絶対にいけないわけです。武器を製造していたことも、これは絶対にいけないです。まずこれを伝えたいなと、メディアでは絶対に思うわけですよ」
と訴えた。哲夫は今回の銃撃事件について、容疑者の家庭環境が「理由にすぐなってはいけません」としたうえで、
「だってね、宗教2世で家の困難を抱えながらでも子供としてしっかり生きて、大人になって成長して、しっかり生活してる方はたくさんいるんです。そのうえで、どうして殺害したのかと」
と、その理由を熱弁した。
四十九日前を理由に安倍元首相への批判に「待った」をかけ、銃撃事件と“宗教”の問題を結び付ける風潮を否定するこの意見に、視聴者のあいだでも賛否両論が巻き起こっている。
《哲夫は、ずっと尺とって何言ってたの?》
《哲夫さんの意見は本質ついてる》
《この笑い飯の大阪弁の人って何でこんなに必死で宗教から話をそらして守ろうとしてるんだ?》
《哲夫さんが一番、当たり前の事を言っているよ》
哲夫の発言を理解するには、背景を知っておく必要がある、と芸能記者は語る。
「哲夫さんは、仏教に非常に造詣が深いんです。仏教の普及をするための団体である『公益財団法人仏教伝道協会』が提供するポッドキャストに出演していますし、自身も『ブッダも笑う仏教のはなし』という著書を上梓しています。ですから四十九日など、伝統的なしきたりを非常に重視しています。哲夫さんからすれば、今回の事件を期に宗教全体を『怪しげなもの』として扱われるのは非常に迷惑なのでしょう」
賛否は別として、番組でいっさい笑いが起きていなかったのは、気になるが……。
( SmartFLASH )