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冨樫義博氏、「治療に時間」再報告でわきおこる「別の人に続きを描いてほしい」の声…過去には『ドラゴンボール超』の例も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.13 15:00 最終更新日:2022.08.13 15:00
5月に突如Twitterアカウントを開設して以来、休載中である漫画『HUNTER×HUNTER』の原稿進捗を報告し続けてきた冨樫義博氏。だが、8月12日には体調不良を報告し、ファンの間で悲しみの声が広がっている。
《症状が改善せず、治療・回復に時間を大幅に割く事になりました。No399…背景効果指定作成中》
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1998年に「週刊ジャンプ」で連載が始まった同作は、度重なる休載を繰り返しながら、今なお続く人気作品だ。現在は、3年以上の休載状態となっており、それだけに冨樫氏のTwitterアカウント開設や、毎日更新されてきた下書き原稿の公開は、多くの人を喜ばせてきた。
「冨樫先生は腰を悪くされていて、症状はかなり重いようです。画業35周年記念の展覧会が開催されるにあたって寄せた直筆メッセージでは、『確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております』と明かしていました」(エンタメライター)
そんななか再び報告された、今回の体調不良。ネット上では「別の人に続きを描いてもらうことも検討すべきでは?」といった声があふれた。
《冨樫先生はもう原作・監修となって別の人に描いてもらうのがいいのでは...?》
《ベルセルクみたいに原作者が亡くなってから別の人が描くより、生きてるうちに他の人に任せて作品を完結させた方がいいと思う。ゆうてあとはクラピカと旅団の決着とヒソカぐらいでしょ残ってるエピソード》
《もう原作だけに専念して絵師は別の人に任せた方が良いよ。日常生活に支障出てるんだから…体大事。》
「たしかに、作者以外の人が制作を引き継ぐパターンは、過去にも例があります。
鳥山明先生作の漫画『ドラゴンボール』は1995年に『週刊少年ジャンプ』での連載を終えましたが、2015年6月に『Vジャンプ』でその後の物語を描いた『ドラゴンボール超』の連載が始まりました。
ただ、こちらは原作・鳥山明先生、作画は鳥山先生が “後継者” と認めたとよたろう先生が担当しているんです。鳥山先生は、2013年にテレビ番組で “ペン入れアレルギー” で漫画が描けなくなった、などと語っていましたから、原作側に回ることで話がまとまったのかもしれません。
あとは、『ヤングアニマル』で連載中の『ベルセルク』です。40巻以上続く長編作品ですが、作者の三浦建太郎先生が2021年5月に亡くなられ、未完の状態に。
2022年6月、三浦先生の親友である漫画家・森恒二先生が監修、三浦先生のアシスタントさんたちが作画担当で連載再開すると発表され、大きな話題を呼びました。
森先生によれば、30年ほど前、三浦先生から同作のストーリー展開を最後まで教えてもらったといいますから、ファンからも大きな反発は起きなかった印象です」(同上)
ただ、冨樫氏は、アシスタントはなるべく使わないスタンスでも知られる。できる限り自分の手で描くことを信条としている作家に、「作画担当を立てるべき」というのも酷な話かもしれない。ファンからは、懸念の声も聞こえてくる。
《「冨樫先生、腰がやばいなら作画担当別につければ?」と言ってる人たちは冨樫のこと全然分かってないな。幽☆遊☆白書のとき身体ぶっ壊しながらも納得いくものを作りたくてアシ無しで全部一人で描いてた人やぞ》
《作画は別の人にしたらという人がいたが、漫画家が脳内の絵や動きを言語化できるかっていったら難しいと思う》
《冨樫さん、絵を描くのが大変そうだから原作者として動く、という手もあるんだろうなぁ、と思ったんだけど、そういや冨樫さんは一人で原稿仕上げるのが好きだったなぁ、と思い出す。原作者になるわけにもいかんなぁ》
7月26日には、《取り敢えず人物ペン入れ10話分完了》と、連載再開への希望が見えるツイートもしていた冨樫氏。正式な再開までの道のりは長そうだが、まずは体調の回復を祈りたい。
( SmartFLASH )