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ワンオクTakaのルール破り“煽り”とは対照的「安全に開催して文句を言わせない」HYDEの努力と目的意識

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.08.25 06:00FLASH編集部

ワンオクTakaのルール破り“煽り”とは対照的「安全に開催して文句を言わせない」HYDEの努力と目的意識

写真・時事通信

 

 8月21、22日に開催された音楽フェス「SUMMER SONIC 2022」。そこでロックバンドONE OK ROCKのボーカルTakaがおこなった“煽り”に批判が集まっている。

 

 コロナ禍での開催ということもあり、同フェスでは、新型コロナ感染防止のガイドラインとして「大声・歓声禁止」「参加者同士の接触禁止」があげられていた。

 

 しかし、Takaはステージ上で「前のアーティストのメーガン(Megan Thee Stallion)があんだけ声出していたから、もういくら出したって関係ねぇだろ」と発言。さらに、「俺は今回のこの夏フェスの前に、どのフェスも出禁覚悟でやってるから、お前ら覚悟しとけよ! という宣言をして参りました! 謝るから俺が、最後もし怒られたら」と、客を煽った。

 

 

 さらに「(声を出されるのが)嫌だったらさ、なんかこう、なんだろ。ちょっと息する回数とか減らしてみたら? 冗談です」

 

 などと、ルールを遵守する客をくさすような発言まで飛び出した。

 

 Takaの“煽り”とは対照的に、同フェスに出演したHYDEの“大人”なかけ声に、賞賛が集まっている。

 

「その場所は、お前たちがコロナから勝ち取った場所なんだぞ! 3年かけて、お前たちが勝ち取った場所なんだぞ! わかるかサマソニ! 有効的に使え」

 

 ライブ中、観衆にこう呼びかけたHYDE。音楽関係者によると、こうした呼びかけは、以前からもおこなっているという。

 

「この前もDragon Ashと共演した際に、同じような発言をしていました。HYDEさんは『L’Arc-en-Ciel』のボーカルということで、派手なイメージがあるかもしれませんが、割と常識人というか、もともと根が真面目なタイプなんです。先輩にも可愛がられ、後輩も可愛がる、普通にいい人。

 

 地元の同級生に推薦されて、2019年からは『和歌山市ふるさと観光大使』になり、PR活動もしています。観光大使ということで、南海電鉄でラッピング電車も走っていました」(音楽ライター)

 

 意外にも“破天荒”とは無縁なHYDE。まじめで誠実な態度は、コロナ禍でも同じだった。

 

「2020年2月に、新型コロナウイルスの影響で、8年ぶりのツアーが中止となりました。残念がる様子のファンに、HYDEさんはかなり心を痛めていました。とくに、コロナ禍初期に多かった『音楽イベントは危険だ』という世間の風潮に、もやもやしていたようです。『工夫して対策すれば、ライブは安全に開催できると証明してみせる』という意気込みを持つようになりました」(同前)

 

 HYDEの努力が結実したのは、2020年9月のソロライブだった。

 

「東京都民限定での開催で、会場となる『Zepp Haneda』にはトイレの各個室にまで、ペーパーナプキン、消毒液、ゴミ袋が設置されるという徹底ぶり。このころから『ライブはちゃんとやれば安全』とよく語っていました。

 

 2021年9月から開催した全国ツアーでは、事前にワクチンの2回接種からPCR検査を受けさせるという政府の施策『ワクチン・検査パッケージ』の実証実験を、全国で初めておこなうなど、先進的な取り組みをしていました。頭ごなしに『ルールだから守るべし』というわけではなく、『安全にライブを開催して、社会に文句を言わせない』という目的意識が、HYDEにはつねにあるんですよ」

 

 努力を重ねて、コロナ禍での音楽イベントを成功させてきたHYDE。規則を破って観客を盛り上げようとしたTakaとは、あまりに対照的だ。

( SmartFLASH )

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