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郷ひろみ レコードデビュー50周年 人生哲学を独白60分告白「“郷ひろみ”として溜飲が下がるところまでいけばいい」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.28 06:00 最終更新日:2022.08.28 06:00
「僕は“郷ひろみ”を続けているだけです」
と語るのは、1972年のデビュー以降、トップアイドルとして君臨する郷ひろみ。今年でレコードデビュー50周年を迎え、最新シングル『ジャンケンポンGO!!』を8月3日に発売した。“永遠のアイドル”が重荷になることはないのか。
「僕は他人と自分を比較することはありません。人には人の人生があり、僕には僕の人生がある。だから比較しなくていいんです。どんな比較をするかというと、(何かを)やった自分とやらない自分ではどんなふうに差ができてくるんだろう? ということ。頭の中で想定する比較で、だったらやろう、だったらやめよう、というだけなんです」
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人と比べないから、“肩書”にとらわれることもない。
「人からどう思われようが、僕には関係ありません。極端な言い方をすると、エンターテイナーであろうがアイドルであろうが、好きなように形容してもらって全然かまわない。僕は郷ひろみとして溜飲が下がるところまでいければいいと思っています」
郷ひろみが、前に出続けるのには、わけがある。
「人生は選択の連続です。今日はどんな服を着ていこうか? という瑣末なことから大事な問題まで、毎日、絶対に決めなきゃいけない。僕は決めないで過ぎていくより、決めて失敗したほうがいいと思うタイプです。もちろん失敗することもあります。この選択は間違っていたということはあるけど、それはポジティブに考えるための反省材料になります。どうして失敗したんだろう? ここだな、これか、よしわかった。じゃあ、もうそこだけ問題を抽出しよう。そしてそのことはゴミ箱に入れないで引出しにしまう。ゴミ箱に捨ててしまうと、もう一生元に戻ってこないから」
心がけているのは、後悔をしないように、しかし反省はすること。
「そして、たとえ同じ失敗を繰り返したとしても目をつぶったりしません。目をつぶるのはネガティブだし、後悔なんです。ポジティブ(反省)とネガティブ(後悔)の差が僕の中ではすごくあります。決めないで過ぎていくのは、僕の中でネガティブに映るんです」
レコードデビュー50周年も、郷にとっては単なる通過点だ。
「50(周年)は誰でも通過できる数字だと思うし、そこに重きを置かないけど、それでも大きな数字だと思います。これは自分一人でできることではなくて、ファンやまわりの人たちが一生懸命に盛り上げてくれたから到達できたことだと思います。
これから先も、何が流行っていて、何が衰退していっているんだろう? ということには敏感に反応していきます。新しい音楽にふれ、ファッションもつねに袖を通して、言葉遣いなども含めて取り入れていきます。年を感じること? 正直、ないです(笑)」
ごうひろみ
1955年10月18日生まれ 福岡県出身 1972年1月、NHK大河ドラマ『新・平家物語』で芸能界デビュー。同年8月、『男の子女の子』で歌手デビュー。全国ツアー「Hiromi Go 50th Anniversary Celebration Tour 2022~Keep Singing~」開催中
写真・木村哲夫
( SmartFLASH )