8月27日、女優の小池栄子が『土曜スタジオパーク』(NHK)に出演。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』について語った。
北条政子を演じている小池。ドラマでは源頼朝の死後、権力争いが激化、政子の子や孫たちが巻きこまれていく展開が続いている。
「わたし、悪夢ばっかりみてます、最近。もう、寝起きが悪くて……。1年以上やってるとこういう気持ちになるんだなって」と、演じる気苦労を語った。
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ドラマでは「尼御台」として貫禄あるところを見せているが、
「(政子の)チャーミングさというものが、(台)本でも描かれているんですけど、自分を通して伝わったら、“悪女” って語り継がれているイメージが変わっていくかなというのは、意識していましたね。親しみを持ったキャラクターになったらいい」
と、“新しい政子像” をつくる意欲を語った。
小池は、他の役者の「名シーン」として、野添義弘が演じた安達盛長の「二度見」を紹介した。鹿狩りの帰りに政子がいて驚いた場面。小池は、
「いやもう秀逸! すばらしいですよ。大好き。“二度見” ってコントとかもそうですけど、難しいじゃないですか。みんな二度見するのをわかっている前でやらなきゃいけないし。二度見が上手な方は、コメディーが最高に上手だって思っていて。(野添を)大尊敬しています」
と、コミカルな役を演じることが多い小池らしい持論を展開した。
『鎌倉殿』も残り3カ月あまり。最大のヤマ場は、後鳥羽上皇が鎌倉幕府討伐の兵を挙げた「承久の乱」になる。そこで登場するのが、あまりに有名な、政子による名演説だ。このシーンはまだ撮影前のようで、
「プレッシャーをかけないでくださいよ! 御家人たちを演説で束ねるって、私の言葉で『ワアーッ!』って行くわけでしょ。今はまだ自信がない」
と言いつつ、楽しみにしている様子が伺えた。
『鎌倉殿』のファンも、小池のトークを満喫したようで、SNSには、
《政子の目線を通して見る鎌倉殿、愛情深くて泣ける。このタイミングでスタジオに小池栄子さんを呼んだのめっちゃナイス》
《小池栄子さん、演技もうまいけどトークも上手だよね。頭の回転が速いし地頭の良さも伝わってくる…その昔イエローキャブの水着グラビアからここまでの女優さんになると誰が想像しただろう、北条政子にキャスティングしたの大正解だな》
など、小池の演技力とトークセンスを称賛する声が並んでいた。
( SmartFLASH )