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「お願いされて寄付金まで渡したのに」旧統一教会信者が不満を漏らす日テレ『24時間テレビ』
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.07 20:00 最終更新日:2022.09.07 20:00
8月28日に放送を終えた『24時間テレビ』(日本テレビ系)。今年はEXIT・兼近大樹が恒例の100kmマラソンを無事完走し、感動のフィナーレを迎えた。
だが、この結末を冷めた目で見る人々がいる。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の信者たちだ。
発端は、旧統一教会が公式サイトで8月25日に公表した「異常な過熱報道に対する注意喚起(2)」と題する文書だ。そのなかで教団側は、
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《現在、民放の雄と言われる日本テレビが、同社ネットワークの総力を挙げて毎年取り組んでいる「24時間テレビ」ですが、当法人の女性信徒がボランティアスタッフとして7年間にもわたって関わり、番組ボランティアをまとめる中心的な立場で活躍していたことが分かりました》
と主張しており、2014年に放送された番組のテロップ画像が添付されている。そこには「七尾市/世界基督教統一神霊協会能登教会」の文字がある。
これを受けて日本テレビは、8月26日に “反論” プレスリリースを発表。テレビ画像は系列の「テレビ金沢」がローカルエリアで放送したもので、全国放送されていないこと、『24時間テレビ』のボランティアスタッフには《個人的な思想・信条について確認することはいたしません》としている。
「寄付金まで募ったくせに。いまになってうちを “反社” かのように取り上げるなら、お金を返してほしいですよ」
と憤るのは、石川県に住む幹部信者だ。
「2014年当時、日テレは寄付金が思うように集まらず困っていたみたいです。ある日、スタッフが飛び込みで教会までやってきて営業をかけ『寄付をしてほしい』と言うから、5万~10万円ほど渡した記憶があります」
旧統一教会の本部に事実確認したところ、「寄付したのは間違いないです」と回答した。
信者のボランティアスタッフが参加していただけでなく、日テレ側が頭を下げて番組への “献金” をお願いしていたとなれば、“ズブズブ” 具合がまるで変わってくるーー。
日テレに問い合わせたところ、「日本テレビの見解としてはプレスリリースに発表した通りです。当時の詳しい事情についてはテレビ金沢が把握しています」とのこと。
そこでテレビ金沢に問い合わせたところ、以下のような回答だった。
「テレビ金沢が旧統一教会及びその支部から寄付金を受け取った事実はありません」
「スタッフが旧統一教会及びその支部を訪れた事実はありません」
と旧統一教会側が主張する「寄付金」については否定したうえで、教団側が出した番組のテロップ画像は、「企業・団体名のみを掲載するいわゆる『名刺広告』だった」ため、そのCM料を受け取っているという。その経緯は以下のものだ。
「当該CMで紹介した企業・団体は、石川県内の広告会社が募集しています。広告会社の担当者が電話及びファックスを用いて応援していただける企業・団体を募り、企業・団体に応諾いただいた場合、広告会社が取り決めた金額をCM料として広告会社から請求しています」
さらに、通常の広告と異なるため考査部門が適当かどうかの判断をしておらず、「当該CMのチェック漏れは不適切だったと認識」しており、今後は考査体制を強化していくという。
テレビ金沢の説明は、旧統一教会側の「飛び込み営業で寄付を募った」という証言とはずいぶん乖離している。
はたして、騒動の行方はーー。
( SmartFLASH )