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渡辺徹 『太陽にほえろ!』出演時、石原裕次郎さんにかけられた言葉「同じ俳優同士、ライバルだからな」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.09.11 11:00FLASH編集部

渡辺徹 『太陽にほえろ!』出演時、石原裕次郎さんにかけられた言葉「同じ俳優同士、ライバルだからな」

 

 世田谷区成城には、暖簾が出ていなければ一般住宅と間違えてしまいそうな “大人の隠れ家” といった趣きの店が多い。渡辺徹が贔屓にする「四季膳ほしや」もそうだ。

 

「以前に家族と伺っていたお店でシメに美味しいおにぎりをいただいていました。握っていたのがこちらのご主人です。14年前、独立してお店を開くと聞きまして『絶対に美味しいお料理がいただける』と確信。それから通わせてもらっています」

 

 

 懐石料理に舌鼓を打つ渡辺。中学生のころは弁護士になる夢を抱いていたという。

 

「抱いていたのとは違うかな(苦笑)。地元の本屋さんでたまたま『小六法』を手に取ったらそこに性犯罪の項目があり、犯罪事実や判例が理路整然と書かれていました。思春期だった俺はなんだか興奮。小遣いで『小六法』を買い、ほかには目もくれず読みました。そして『もしかしたら俺は法律家が合っているのかも』と勘違いしたんです。社会的意義や、高い志なんてありませんでした」

 

俳優」を意識したのは高校1年のとき。

 

「地元のアマチュア劇団の座長だった知人に頼まれ舞台や小道具の製作を手伝いました。そのうち出演させられ、とうとう『一本刀土俵入』で主役。それを老人ホームなどで披露するんですが、おじいちゃんやおばあちゃんが泣いて笑って拍手してくださるんです。『芝居って、すごいな』と思いました。それと小中高で生徒会長をしていたので学校行事の企画運営をしたんです。そのとき仲間とひとつのものを作り上げる楽しさを知り、『将来、みんなで何かを作る仕事ができたらいいな』と漠然と思い描きました」

 

 アマ劇団の座長に相談すると「やるなら演劇界の東大といわれる文学座を受けろ」と助言された。しかし、父親は猛反対した。

 

「おやじはアコーディオン奏者でした。おもに1曲20円の流しをして家族を養ってくれたので、安定した職業に就いてほしかったんでしょうね」

 

 それでも文学座附属演劇研究所の入所試験に臨んだ。

 

 四ツ谷駅から試験会場の上智大学に向かう数千の人波に圧倒された。後に受験生が2300人だったことを知った。合格者は60人。渡辺は、その一人だった。

 

「同じ年、本科生のほかに聴講生という位置づけの役者さんも在籍していて、ダウンタウンの浜ちゃん(浜田雅功)の奥さん、小川菜摘がいました。後々ですが、俺が司会を務めた『恋々!!ときめき倶楽部』(1988〜1989年、日本テレビ)に菜摘をゲストで呼んだんです。アシスタントはダウンタウン。2人はその共演がきっかけでつき合い始めたようです」

 

( 週刊FLASH 2022年9月20日号 )

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