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矢沢永吉、台風接近もライブ敢行に賛否…西川貴教主催「イナズマ」は中止で「爪の垢を煎じて飲め」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.19 16:20 最終更新日:2022.09.19 17:23
「過去最強クラス」とも称される大型台風14号が、9月18日夜、九州に上陸した。だが同日、ロックミュージシャンの矢沢永吉は、福岡PayPayドームで50周年ツアーライブを敢行、SNSではさまざまな声が寄せられている。
18日朝、公式サイトにてライブ開催を発表。18日夜には台風上陸すると把握したうえで、《福岡ドームは屋根があり、頑丈に作られた会場であること。雨風が中に入ってこないこと。そして何より『矢沢さん!中止しないでください!』『開催して下さい!』というお声がものすごい数のメールが届いております。こういった事により、福岡PayPayドームのコンサートを決行することに決めました》とコメントしている。
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参加希望者に向けては《ご来場いただく方は、ご自身の判断で必ず安全を確保できる方、帰路につける方のみご来場ください。決してご無理なされず、ご自身で判断してください》と、各々判断したうえで参加してほしいと要望。参加を断念した人には、後日返金手続きを取るとした。
最後は、《こういう形を取るのは前代未聞のことかもしれません。ただ『開催』の判断に至った今回のコンサートを、みなさんのご協力とご理解で、最高のものにしたいと考えています》と呼びかけた。
「コンサートが終わったのは20時過ぎでしたが、その頃には周囲の公共交通機関は運休。タクシー乗り場には長蛇の列ができていたといいます。帰宅困難者も出たことから、県警からは、観客の安全確保に配慮するよう申し入れがあったとも報じられました。
真偽は不明ですが、SNSでは地元住民のための避難所や予約してないホテルに押しかけて居座ったなどの報告も上がっています。
正直、ファンは無理をしてでもコンサートに行きたいと思うでしょうから、主催者側が冷静な判断をくだして中止に動くなり、避難所を用意して来場者の安全確保に動くなりすればよかったのではないでしょうか」(芸能記者)
実は、同じ日にマリンメッセ福岡でのコンサートを予定していた小田和正は「お客様の安全第一を最優先」として、中止を発表。滋賀県草津市で開催予定だった西川貴教主催の「イナズマロックフェス2022」も、3日め公演を中止している。
西川は、自身のTwitterで中止を報告するとともに謝罪。《ぶっちゃけ会場のこの穏やかな状況見てると明日が中止なんて正直信じられません… でも受け入れなきゃいけない!何よりこのイベントを信じて一緒に創ってきたスタッフ、関係者そして地元の皆さんの為に。て、ことで都合今日が最終日になります。全部出し切るんで覚悟して楽しんで下さい!》と、苦渋の決断であったことを明かしている。
アーティストごとに分かれた対応。SNSでは、矢沢のコンサート敢行に賛否の声が集まるとともに、中止の判断を下したアーティストたちに賞賛の声が寄せられている。
《自分はチケットを持っていなかった矢沢ファンだから、ライブ決行の良し悪しを決められる立場じゃないけど?もし九州入りしてたならば、開催してくれた事を喜ぶだろうし、雨風に晒されてもホテルまで帰れたら満足だね。「矢沢ありがとう!」って思うだろうし》
《批判する人は多くいると思うけれども、それでこそYAZAWAだと思った。素直にかっこいい》
《矢沢コンサート福岡なぜ叩かれてるのかわからん。多数ファンからの決行希望問い合わせによる英断。来れないファンには返金対応。個人的には神運営すぎるんだが》
《いや、さすがにコレはないわ…「公演は決行」「来る人は自己責任で」は卑怯過ぎない?行く人は好きで行くのかもしれないけど、警察や消防や医療関係者等がその自己責任に付き合わされるの?そんなのただの責任逃れで、ロックでもなんでもないよ…》
《矢沢永吉の福岡ドームLIVE決行は全然かっこよくない。ダサい。ずっと永ちゃんはカッコいいおじさんやと思ってたけど、こういうとこで世間や時代とのズレを感じる。LIVE中止した他のアーティストと運営はホンマに立派やと思う》
《ホテルロビーに押しかけ宿泊客に部屋譲れと詰め寄るとか、ロビーに朝まで居座ってホテル側に毛布出させるとか、もう案の定過ぎるツイートを見た。小田和正や西川貴教の爪の垢煎じて飲めやって思うね》
( SmartFLASH )