香川照之「トヨタイムズ」降板直前に収録済み…元テレ朝・富川悠太アナ起用の「絶妙すぎる」タイミング

 

「ベルギーの上空に来ています。のどかな風景ですね～」

 

　搭乗したヘリコプターからそうリポートしたのは、元テレビ朝日アナウンサーの富川悠太氏だ。富川氏は、2022年3月でテレビ朝日を退社し、翌4月にトヨタ自動車に入社していた。冒頭の場面は、トヨタ自動車の自社メディア「トヨタイムズ」での一コマだ。

 

　富川氏は、ベルギー西部のイープルで開かれた「世界ラリー選手権」を取材。モリゾウこと豊田章男社長が自らハンドルを握り、水素エンジン車が海外の公道を初めて走る様子を伝えた。

 

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「富川氏は『トヨタ自動車所属ジャーナリスト』として、自身の公式サイトで『これまでの現場経験を生かした「本当のこと」への追求と挑戦を続けていく』と宣言していました。

 

　トヨタ自動車へ入社した後は、『富士24時間レース』のトークショーや、新型クラウンのワールドプレミア（発表会）の司会を務めたものの、表立った活動はほとんどしていませんでした。一般向けメディアに大々的に登場するのは、今回の『トヨタイムズ』が入社後初めてとなります」（自動車ジャーナリスト）

 

　これまで「トヨタイムズ」の “編集長” を務めていた香川照之は、8月に銀座ホステスへの性加害が報じられたことで降板。9月1日にCM放映の見合わせが発表され、香川が出演していた「トヨタイムズ」の映像も見られなくなった。

 

「『週刊新潮』が香川さんの性加害を報じたのは8月24日ですが、富川氏が取材した『世界ラリー選手権』がおこなわれたのは8月19日から21日にかけてのことです。トヨタは、香川さんのスキャンダルが出る前に、富川さんを『トヨタイムズ』に登場させることを決めていたのでしょう」（スポーツ紙記者）

 

　このことに対してSNSでは、

 

《トヨタに転職した元テレ朝の富川悠太氏が、香川照之で空いた穴を埋める形で「トヨタイムズ」に登場。タイミングがいろいろと絶妙すぎるだろう》

 

《用意がいいなあ。霊媒師でも飼っているのか？T社》

 

　と、富川氏が『トヨタイムズ』に登場したタイミングのよさに驚く声が相次いだ。

 

　富川氏に対しても、《コロナになった時は逆風が吹いたけど、辞めたばかりでいい風が吹いてきたね》と、テレビ朝日退社前に新型コロナウイルスに感染し、一部でバッシングされたことを踏まえての応援の声があがっていた。

 

　性加害の第一報が報じられて約1週間後には、香川との契約を更新しないことを決めたトヨタ自動車。危機管理能力もさることながら、その陰ですでに “後任者” を用意していたのは、おそるべしとしか言いようがない。

( SmartFLASH )