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リアルタイム世代はCG作画に抵抗、若年層はルール変更で違和感 『SLAM DUNK』劇場版に山積する不安要素

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.17 19:28FLASH編集部

リアルタイム世代はCG作画に抵抗、若年層はルール変更で違和感 『SLAM DUNK』劇場版に山積する不安要素

中国でも支持を集める同作(写真・時事通信)

 

 配給の東映とすれば、動員ランキング10週連続首位で興行収入167億円超えの『ONE PIECE FILM RED』に続きたいところだが……。

 

 人気漫画SLAM DUNK(スラムダンク)』の劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』が12月3日に封切られるのに先立ち、10月15日には原作者の井上雄彦氏による描き下ろし本ポスタービジュアルが、全国の映画館で掲出されている。

 

 

 高校バスケを題材にした『スラムダンク』は、湘北高校バスケ部に入部した破天荒な初心者・桜木花道が、チームメイト・流川楓との衝突や強豪たちとの試合を通して、急速に才能を開花させていく姿を描いた物語。1990年10月から1996年6月まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、アニメ化で人気が爆発、今なお、スポーツ漫画の金字塔として語り継がれている。

 

「映画の内容が注目を浴びていましたが、今回、公開されたポスターでは、桜木が坊主頭であること、湘北のユニフォームが赤であることから、インターハイでの“最強”山王工業戦が描かれることはほぼ確定と見られています。アニメは、インターハイの試合会場に向け出発する場面で終了し、視聴者は不完全燃焼で終わっていたので、その続きとなるのは自然でしょう」(サブカルライター)

 

 山王戦は作中でもっとも激アツだっただけに、ネット上では期待の声が上がっているが、一方でそれ以上にブーイングも飛び交っているという。

 

「井上氏は、1998年から『モーニング』誌上で『バガボンド』の連載をスタートさせましたが、2015年から休載が続き、完結する気配もありません。そのため、“『スラムダンク』の映画より『バガボンド』の再開を!”との声が圧倒的です。また、7月に流れたティザー映像では、CG作画だったことも不安視されています。

 

『ドラゴンボール』シリーズの劇場版など、CGを取り入れて成功しているアニメも多いですが、やはりCGに抵抗のあるファン層というのは一定数いて、『スラムダンクといえど、フルCGなら観に行かない』と宣言している人も少なくありません。当時のアニメをイメージしている人からは、敬遠されてしまうかもしれません」(前出・サブカルライター)

 

 ならば若者層を取り込めるかというと、こちらはさらに厳しそうだ。

 

「30代から下の世代にとって、バスケ漫画のバイブルといえば、2009年から2014年に『週刊少年ジャンプ』で連載され、アニメ化もされた『黒子のバスケ』です。また『スラムダンク』では1ゲームが前後半で描かれていますが、2000年ごろにルールが変わり、現在はNBAやBリーグ、インターハイでも4クォーター制が取られています。ここに若者層は違和感を覚えるのでは」(前出・サブカルライター)

 

 声優陣の変更があるのかについても注目を浴びているが、ほかにも不安要素が多い『スラムダンク』。ファンから“これなら復活しないでほしかった”と言われなければいいが……。

( SmartFLASH )

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