玉川徹氏「電通が入っている」谷原章介「事実誤認」太田光「統一教会擁護」情報番組のタレントMC、コメンテーターに集まる批判の数々

 

　情報番組における、出演者たちの“発言”が取りざたされるケースが増えている。

 

　記憶に新しいのは、テレビ朝日職員の玉川徹氏が、自らがコメンテーターを務める『羽鳥慎一モーニングショー』（テレビ朝日系）で起こした出来事。

 

　9月28日の放送で、玉川氏は、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉氏の弔辞について「当然これ、電通が入ってますからね」と、広告代理店の関与を指摘。翌日、玉川氏は同番組でこの発言が誤認であったとし、謝罪した。

 

【関連記事：広告代理店が「嫌いなコメンテーター」を徹底調査！2位は「上から目線」玉川徹、1位は？】

 

　テレビ朝日は10月4日付で、玉川氏を10日間の謹慎処分にしているが、テレビ報道を検証する一般社団法人「放送法遵守を求める新・視聴者の会」が、この件について総務省や「放送倫理・番組向上機構（BPO）」に、玉川氏とテレビ朝日の責任追及を求める申し入れ書を提出すると報じられるなど、“鎮火”には及んでいない。

 

「玉川氏のようなコメンテーターだけでなく、MCを務めるタレント陣にも、事実誤認や失言などが取りざたされています。

 

『めざまし8』（フジテレビ系）のMCを務める俳優の谷原章介さんは10月6日、臨時国会の代表質問について取り上げた際、立憲民主党の泉健太代表の答弁に言及。谷原さんは『生活にかかわることをいっさい質問していなかった』という内容の発言をしていました。

 

　ところが、これが誤りだったことが判明。泉代表は代表質問で、コロナ対策、エネルギー問題などといった生活に直結する事柄にもふれていました。これを受け、谷原さんは放送翌日の7日に謝罪したんです」（週刊誌記者）

 

　さらに谷原が物議を醸したのは、10月14日での放送。

 

　番組では、13日に静岡県内で起きた大型バスの転倒事故について報じていた。日帰りツアーの乗客を乗せていた観光バスが横転し、乗客1名が死亡、35名がけがをしたこの事故について、現場付近からキャスターが中継をおこなっているなか、救急隊員がブルーシートで何かを隠しながら運んでいる様子が映し出された。

 

　すると谷原はキャスターに「ブルーシートに包まれて運ばれたものがありました。中がなんだったのか、わかりませんか？」と質問。キャスターは戸惑いつつ、「実際にどんなものが運ばれたのかはわからないんですけど、周辺見る限り、本当にさまざまなものが散乱するくらい、相当な衝撃があったことを物語っている現場」と伝えた。

 

「谷原さんのこの発言には、《ブルーシートの中身とか普通聞かないだろ……》と、SNSで“ドン引き”する人の声が続々と寄せられました」（同前）

 

　ここ最近、発言のひとつひとつがネットニュースのトピックになっているのは、『サンデー・ジャポン』（TBS系）のMCを務める爆笑問題・太田光だ。

 

　太田は同番組で、旧統一教会（世界平和統一家庭連合）をめぐる問題において、毎週のように持論を展開していた。これが“教団擁護”ともとれる内容のものが多いことから、ネット上は炎上していた。

 

「とくに“燃えた”のが、10月2日の放送。1990年代、旧統一教会信者の脱会に向けた説得の手法について、『強引な面もあった』と、問題視した発言をしました。これに対して、共演した教団問題を追及してきたジャーナリストたちから猛反論を食らいました。

 

　その後、9日・16日の放送では、太田さんは旧統一教会問題に関して、ほぼ完全に沈黙。《少しはまともになった》という意見もあるいっぽうで、《その程度の覚悟だったのか》と“激変ぶり”を追及する声も上がっています」（同前）

 

　見識があるからこその、情報番組のMC、コメンテーターであるはず。認識不足は勘弁してほしいものだが……。

( SmartFLASH )