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吉沢亮主演『PICU』に北海道美瑛町が抗議 視聴者から集まる同情に町は「ありがたいなと感じています」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.18 19:17 最終更新日:2022.10.18 19:17
10月17日に第2話が放送された、フジテレビ系「月9」ドラマ『PICU 小児集中治療室』。主演に吉沢亮を迎えた医療ドラマで、「PICU」という小児専門の集中治療室が舞台となっている。第1話での、吉沢の演技が評判を呼び、放送後には作品タイトルがTwitterのトレンド2位に浮上するほどの話題を呼んだ。だが10月18日、この作品をめぐる、あるトラブルが報じられた。
「北海道新聞」によると、ドラマの内容が北海道美瑛町の医療体制への誤解を招くとして、同町がフジテレビに抗議していたという。
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ドラマの第1話(10日放送)で、体調を崩した女の子が美瑛町の病院から旭川市の大学病院に転送され、さらにドクターヘリで札幌市の大学病院に運ばれたが、亡くなるという場面があった。ところが報道では、美瑛町では町の病院を経ず、ドクターヘリで旭川市の病院に直接、搬送することがあるという。
放送後、町議がフジテレビに「実態と異なる」と電話で指摘したところ、12日に番組関係者が来町し、角和浩幸町長が直接、対面したという。その席で町長は「フィクションとはいえ、医療過疎、住みにくいという印象を与えて残念だ」と抗議した、と報じられている。
報道を受けて、視聴者からも町に同情するコメントが多く寄せられている。
《北海道に実在する町名を出されたら、いくらフィクションですと言われても北海道では実際に起こり得ることなのかなと思われても仕方ないんじゃないでしょうか?》
《久しぶりに今後も続けて見ようと思える医療ドラマだと思っていました。実際の地名を使っていたので、地域や自治体の理解や協力があっての制作かと思っていましたが違ったのですね》
《私も違和感はありました。演出もそうですが北海道に限った話では無いですが、過疎化がかなり進んでいる地域に住む事はリスキーなんだとドラマから感じ取りました》
こうした声を、美瑛町はどのように受け止めているのか。あらためて美瑛町役場総務課に聞くと、フジテレビ職員との話し合いがあったことは認めたが「報道では抗議という表現されているが、フジテレビ様のほうから、うちのほうにご来庁されて、その話(ドラマの内容について)の説明があった」と、報じられているほどの苛烈な声明ではなかったという旨の返答があった。
また、視聴者から報道に対する意見が出ていることをについては「美瑛のことを好きでいらっしゃる方については、ありがたいなと感じています」と回答した。
こうした“抗議”を受けて、フジテレビは「対応を検討する」としている。美瑛町と視聴者の声は、フジテレビにどこまで届くのか。
( SmartFLASH )