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仲本工事さん 事故3日前に妻と“愛の新居”計画…知人らが証言する「ゴミ屋敷に放置」報道と真逆な夫婦の姿

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.24 06:00 最終更新日:2022.10.24 09:51

仲本工事さん 事故3日前に妻と“愛の新居”計画…知人らが証言する「ゴミ屋敷に放置」報道と真逆な夫婦の姿

経営していたスナック「ピンクローズ」でデュエットを披露する2人

 

「危篤の知らせを受けて、慌てて病院に駆けつけました。ベッドの上の仲本さんは、頭に包帯を巻いていましたが、お顔に外傷はまったくなく、眠られているようでした……」

 

 10月19日の22時22分、ザ・ドリフターズ仲本工事さん(享年81)が、急性硬膜下血腫で亡くなった。仲本さんは前日の午前9時過ぎに横浜市内で交通事故に遭い、搬送先の病院で手術を受けていた。冒頭は、仲本さんと家族ぐるみの付き合いがあった元フィギュアスケーターで、タレントの渡部絵美氏の沈痛な声だ。

 

 

 ザ・ドリフターズのメンバーとして活躍した仲本さん。その人柄は、誰からも愛された。

 

「1966年のビートルズの来日公演で、ザ・ドリフターズが前座を務めたのは有名な話ですが、そのとき歌を担当したのが仲本さん。最高視聴率が50%を超えたこともある昭和のお化け番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)では、高校時代に体操部で活躍した仲本さんが、運動神経のよさを生かした芸で笑いを取っていました。個性豊かなメンバーのなかでも、柔和で控えめな、優しい人でした」(芸能記者)

 

 事故の現場となった交差点は、横断歩道がない4車線。仲本さんは、この交差点を徒歩で横断中、直進してきたワゴン車にはねられた。仲本さんを古くから知る男性は事故原因を、とある“悪癖”だと推測する。

 

「年齢のわりに運動神経はいいはずなんです。でも、有名人だから顔を見られたくないのか、ふだんから猫背気味にうつむいて歩く癖がありました。そのせいで、車に気がつかなかったのかもしれません」

 

 また、仲本さんの近隣住民は、ある“凶兆”を目撃していた。

 

「1週間ぐらい前かな。仲本さんが飼っている3匹の犬のうち1匹が逃げ出したことで、警察沙汰になっていたんですよ。なんらかの知らせだったのかも……」

 

 だが、そもそもなぜ仲本さんは横浜市内にいたのか。発端は、“老いらくの恋”から始まる。2度の離婚歴がある仲本さんは、6年の交際を経て’12年に演歌歌手の純歌さん(54)と、3度めの結婚をした。

 

「2人の出会いの場は、高知県でおこなわれた仲本さんのコンサートです。仲本さんを自身のラジオ番組のゲストに呼びたいと思い立った純歌さんが、連絡先を書いたペーパーナプキンを直接手渡したことがきっかけとなり、交際に発展しました。

 

 仲本さんは純歌さんにゾッコンで、マネージャーのように車でコンサート会場へ送迎したり、CD販売を手伝ったりしていました。周囲からは『へんな女に引っかかった!』と、交際に反対する声も上がっていましたが、当時存命だった仲本さんのお母さんが純歌さんのことを気に入っていて、よく食事に行ったりプレゼントを贈ったりしていました」(芸能記者)

 

 結婚から3年後の2015年には、東京・目黒区の住宅街の一角に、夫妻の店として「仲本家JUNKAの台所」をオープンした。さらに同じ建物の別室には、スナック「ピンクローズ」も開業。コロナ禍の前までは芸能人の常連客も多く、今年7月に病死した女優・島田陽子さんも足しげく通ったという。

 

「島田さんはオープン当初からの常連です。たいていシャンパンや日本酒を持参して、仲のいいタレントを誘っては、仲本さんのお店で飲んでいました。カウンターには仲本さんと奥さんがいて、2人でよく歌っていて、仲睦まじい感じでしたよ」(芸能事務所関係者)

 

 美人の年下妻と過ごす幸せな余生――。だが、事故が起きるわずか5日前、「週刊新潮」(10月20日号)は、衝撃的な記事を報じた。見出しはずばり「娘が悲憤の訴え ドリフ『仲本工事』を虐げる27歳下『モンスター妻』」だ。

 

「記事内では、2021年7月に純歌さんが『横浜でカレー屋をやる』と言ったきり、仲本さんの元を離れ、出ていってしまったと報じています。仲本さんは残された3匹の犬や猫と一緒に、糞尿まみれでゴミ屋敷と化した目黒のスナック店の2階で生活しており、困窮している。

 

 純歌さん宛てに届いた荷物を、仲本さんは頻繁に横浜まで車で届けさせられていると。さらに、純歌さんは別の男から『結婚しよう』と言われており、純歌さんもまんざらではない様子だという証言も掲載されています」(芸能記者)

 

 これが事実なら、仲本さんは不倫をする妻に都合のいいように使われた挙句、事故に遭ったー-ということになる。  だが本誌の取材では、まったく逆の関係だという声が聞こえてきた。純歌さんが開いた横浜のカレー店は昼限定。同店で夜にバーを営業しているマスターは“不仲説”に異論を唱える。

 

「そもそも、母がここで飲食店を開こうとしていました。うちの母と純歌さんが昔から知り合いなので、純歌さんのカレー店も一緒にということで、お店を始めてもらったという経緯です。仲本さんを捨てて出てきたわけじゃありませんよ」

 

 仲本さんと旅行に行く仲だったという知人男性もこう語る。

 

「純歌さんは釣りが趣味なんですが、車の免許を持っていないんですよ。だから、純歌さんは知人の車に乗せてもらうことがたびたびありました。そのせいで誤解を招く報道が出たのかもしれません」

 

 さらに、事故の3日前に夫妻と会っていたという冒頭の渡部氏は、2人が“引っ越し計画”を進めていたと証言する。

 

「純歌ちゃんは、毎日目黒からカレー店に通うのが大変なので、横浜に残ったのだと思います。仲本さんは仲本さんで、目黒の家やペットを守らなきゃならないから、すぐには一緒に住めない。そこで、用事があれば仲本さんが横浜まで会いに行くという生活スタイルになったようです。純歌ちゃんが仲本さんをほったらかしにしたなんて話じゃないと思いますよ。

 

 じつは10月15日に、仲本さんご夫妻がうちに来たんです。ゆくゆくは2人でペットを飼えるマンションに引っ越すつもりだと聞かされました。まずは、目黒の家から荷物を出して、部屋を片づけるのに2カ月ほどかかるから、それまで私に犬を預かってほしいというお話でした。

 

 もともと、私の愛犬は仲本さんが飼っている犬の子供。だから、当然引き受けましたよ。そのときも2人は『(引っ越し先の)部屋の模様はこうしよう』とか『老人だから、シャワーはこうしたほうがいいね』なんて楽しそうに話をしていました」

 

 だが、事故の結果「愛の新居」計画は頓挫してしまった。仲本さんが、本人にとって幸せな“結婚生活”のなかで逝去したのなら、それが唯一の救いだ。

( 週刊FLASH 2022年11月8日号 )

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