エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

レギュラー番組18本!かまいたちに聞いたカネ無し地獄の過去「借金仲間が広がったのは山内のせい(笑)」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.31 11:00 最終更新日:2022.10.31 11:00

レギュラー番組18本!かまいたちに聞いたカネ無し地獄の過去「借金仲間が広がったのは山内のせい(笑)」

 

 かまいたち山内健司さんと濱家隆一さんがMCを務める新番組『これ余談なんですけど…』(朝日放送)が11月2日からスタートします。

 

 絶好調のかまいたちは現在、同番組を含め18本のレギュラー番組を持っています。

 

 2004年にコンビ結成し、今年で18年。筆者は彼らが全国で活躍できるようになるまでの苦労話を以前お聞きしました。

 

 

山内「2007年に『ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞』を取る前までは、吉本の給料が月に7000円ぐらいだったんです。でも、優勝した次の月で1万5000円、次の月で3万円になって倍倍で増えていったから、『これはバイトをやめてもいいわ』と思ってやめたんですけど。その後5万円で止まってしまって、そこからは消費者金融にお金を借りて何とか生活してました」

 

濱家「僕も同じ時期にバイトをやめて、消費者金融4社から借りて、パンパンになって首が回らなくなりました」

 

 その頃は周りの若手芸人も消費者金融から借金している人が多かったそうです。しかし、その元凶は山内さんにあると濱家さんは言います。

 

濱家「『消費者金融って簡単にお金借りられるぞ』って山内が藤崎マーケットのトキに紹介したんです。なんで紹介したかというと、『紹介者キャッシュバックキャンペーン』の1万円を山内がもらってたんですよ(笑)。そしたら、またトキが違う芸人を紹介して1万円をもらうというのを繰り返して。キャッシュバックの取り合いで、一気に若手芸人に借金が広がりました」

 

 しかし、その後、かまいたちは大阪での仕事が徐々に増え、給料も上がりました。

 

山内「そこから2年ほどたって、やっと15万円ぐらい給料がもらえるようになったんです。それで借金しなくてもよくなったので、債務整理しました」

 

濱家「僕は笑い飯の哲夫さんが『消費者金融の利息を払うぐらいなら、俺が全部立て替えたるから』って100万円ちょっとあった借金を、全部払ってくれました」

 

 2009年、かまいたちに東京進出のチャンスがめぐってきます。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)や『はねるのトびら』(同局系)の系譜を継ぐコント番組『ふくらむスクラム!!』(同局系)のレギュラーに抜擢されたのです。

 

 しかし、番組はわずか半年で終了。他にも2012年に全国ネットの『爆笑!大日本アカン警察』(同局系)に呼ばれたりしましたが上手く立ち回れませんでした。

 

山内「『アカン警察』に何回か呼んでいただいたんですが、そこで僕が大空回りをしてしまいまして。佐々木希さんがゲストのときに『僕は(佐々木さんを)かわいいとは思わないですけどね』という『お前が言うな!』的な毒を吐くボケをしたんですよ。そしたらドカーンとウケると思ったら、その場の空気がピリッとして」

 

濱家「そのボケも軽く言えばいいのに『ここで結果を残さなあかん』という気持ちがすごすぎて、山内の目が血走ってて。だから本気で文句を言ってるみたいになってしまったんです(笑)」

 

 しかし、その後2017年に『キングオブコント』(TBS系)で優勝し、翌年に拠点を東京に移しました。そして2019年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝したことでレギュラー番組が一気に増えていったのです。

 

 かまいたちは、レギュラー番組20本を目指しているといいます。あと2本ですから、今の勢いからするとすぐに実現しそうですね。

 

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る