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『silent』が変えたドラマ界のトレンド…テレビ局は “ドル箱” 配信収入に躍起
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.15 19:00 最終更新日:2022.11.15 19:00
テレビ離れとコロナ禍による広告収入減で、テレビ各局は真綿で首を締められている状態と言われて久しい。
「先日は、日本テレビが『スッキリ』とともに『バケット』も3月末で終了することを発表しました。同番組は局アナがMCを務め、とにかく低予算での制作が求められていました。
しかし、後番組はそれ以上に切り詰めた制作費になるようで、スタッフも頭を抱えている。それだけテレビ局はひっ迫しています」(テレビ関係者)
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制作費が最もかかると言われるのがドラマだ。民放でも1000万~5000万円が相場と言われている。そんななか、テレビ各局の現場では、数年前と真逆の “号令” がかかっているという。「ドラマを作れ」というのだ。
その動きを加速させたのが、川口春奈が主演する放送中のドラマ『silent』(フジテレビ系)。第1話から見逃し配信再生数の記録を大きく塗り替えていたが、第4話では配信後1週間の再生数が582万回を記録し、TVerで配信された全番組の単話で最高記録を更新した。
「いまや、ドラマの配信収入はテレビ局にとってドル箱です。もともとTVerに期待されていたのは、若年層に番組を見てもらうこと。『silent』はT層(13~19歳)の個人視聴率が断トツに高く、それが配信の再生数にも現れている形です」(同)
前クールでも、松本若菜主演のドラマ『復讐の未亡人』(テレビ東京系)が、エロチックなサムネイルが話題となって再生回数が激増したことが話題に。
「このところ、深夜にエロチックなドラマが増えているのは、あきらかに配信収入が狙いでしょう。加えて、過去の名作ドラマが、再び金を生むことになった。
歌の世界では若者たちの間で昭和ソングが流行していますが、それと同様に、いまは中年となった有名俳優たちの主演作が学校などで話題となるようです」(同)
昨今、テレビは中高年が見るものという風潮があったが、『silent』によってトレンドが変わっていきそうだ。
( SmartFLASH )