【ツイッター騒動余波】テレビ局トホホ…三浦瑠麗「フジテレビもけっこうサボってる」成田悠輔「TBSもリストラしたり」

 

　11月20日に放送された『ワイドナショー』（フジテレビ系）で、ツイッター社の改革について議論がおこなわれた。

 

　同社を買収したイーロン・マスク氏のツイートによれば、1日あたり400万ドル（約5億6000万円）の赤字を出しているという。そのため、マスク氏は従業員7500人のおよそ半数を解雇するなど、ドラスティックなリストラを進めている。

 

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　同社は、トランプ元大統領のアカウントを永久凍結したことや、表示される投稿・ニュースを意図的に選んでいたことも批判されており、マスク氏はこうした点に対しても大鉈を振るっている。

 

　番組で、国際政治学者の三浦瑠麗氏は、「イーロンさんの言ってることは、けっこう全部正論で」と改革を支持。その流れで、マスク氏が在宅勤務を禁止したことが話題になった。

 

　三浦氏は、こう話を続けた。

 

「いままでは（社員がテレワークで）全然出社しなかったんです。全然出社しないと、基本的にはほとんどの人はサボるんですよ。フジテレビもね、おそらくけっこうサボってると思いますよ」

 

　スタジオは笑いに包まれたが、即座に反応したのが同局の佐々木恭子アナだ。「イーロン・マスクさんは、テレワークで成果をあげてない社員を見逃す管理職も解雇すると言ってるんですよね」と話し、すぐに話題を変えることに成功した。

 

　一方、同日の『サンデー・ジャポン』（TBS系）でも、ツイッター社のリストラが話題に。コメンテーターとして出演した経済学者の成田悠輔氏は、リストラの動きが他の日本企業にひろがっていくかどうか聞かれ、「ツイッター（の日本法人）で何が起きるかは試金石になるんじゃないかと思いますね」と応じる。

 

　解雇に対して取り消し訴訟をする日本人が実際にどれほどいるのか疑問だとしながら、「（訴訟を起こす人が少ない場合）会社側からすると、いっせいに日本人のクビを切っても、訴えてこないから問題ないってことになって、他の外資系の企業がのっかるとか。あるいはTBSがやりはじめるとかあるかもしれないですね」とニヤリ。

 

　この発言に、スタジオは一瞬、沈黙が――。

 

「三浦瑠麗さんも成田悠輔さんも、他の人が言いにくい話をズバッと指摘する直球コメンテーターとして知られています。ツイッターのリストラを話題にしながら、『社員がけっこうサボっている』『リストラを始めかねない』と出演者から突っ込まれたことで、制作側も冷や汗をかいたのではないでしょうか」（週刊誌記者）

 

　最近のテレビ局は、番組制作費が大幅に減少していることが話題になっている。実際、オードリー・若林正恭も、11月19日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、『最近はパネルを作る予算もない』などとこぼしている。

 

　働かない社員を今すぐリストラしたいのは、会社経営者の共通の思いなのかも――。

( SmartFLASH )