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清原果耶『城塚翡翠』タイトル変更だけじゃない! 人気作のドラマ化で引き起こされた「原作者トラブル」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.22 18:20 最終更新日:2022.11.22 18:20

清原果耶『城塚翡翠』タイトル変更だけじゃない! 人気作のドラマ化で引き起こされた「原作者トラブル」

 

 内容の改変の理由は、視聴率が低いというだけではなかったようだ。

 

 11月20日の「週刊女性PRIME」が、清原果耶主演のドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)の“原作者トラブル”を報じている。

 

 11月13日放送の第5話では、新聞のテレビ欄に「終」の表記があったものの最終回とはならず、翌週20日からは『invert 城塚翡翠 倒叙集』のタイトルに。主人公は同じまま、最初に犯人を視聴者に提示する“古畑任三郎スタイル”に変更して放送されることとなった。

 

 

 記事によれば、もともと脚本を担当していたのは『グランメゾン東京』『マイファミリー』(ともにTBS系)などを手がけた、黒岩勉氏だったという。

 

「ところが、原作者で人気ミステリー作家の相沢沙呼氏が脚本に口出ししたことで、黒岩氏は降板。新たな脚本家を立ててもそれは変わらず、日テレ側が要求に難色を示すと、『だったら原作権を引き揚げる』ということもあったそうです。実際、相沢氏のSNSでは、4話は自ら脚本を丸々、書いたことがつづられています。

 

 黒岩氏といえば、これまで木村拓哉や『キングダム』原作者の原泰久氏、『ワンピース』原作者の尾田栄一郎氏といった、脚本にも一家言ありそうな俳優、作者とも仕事をしてきており、その彼が降板したのは、よほどのことがあったのでしょう」(芸能ライター)

 

 これまでも、ドラマや映画の現場では、原作者とのトラブルがあったケースは枚挙に暇がない。有名なのは、2010年に放送された吉瀬美智子主演の『ハガネの女』(テレビ朝日系)。発達障害の男児がクラスに残るかを、クラスメートの投票で決めるというシーンが盛り込まれたことで、漫画家が原作を降り、クレジットの削除とともに、ドラマのビデオ化やネット配信にも反対を表明した。

 

 また、草彅剛の出世作となった1997年放送の『いいひと。』(フジテレビ系)は、平均視聴率20%超(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しながら、原作者・高橋しん氏とトラブルが発生した。

 

「ドラマ化にあたって高橋氏が出した条件は、主人公とその恋人のキャラを変えないこと。しかし、そんなシンプルな申し出すら、あっさり反故にされ、草彅演じる『ゆーじ』は、原作とはまったく違うキャラクターになってしまいました。

 

 第1話を見た高橋氏は、第2話以降を見ないと宣言。クレジットも『原作』から『原案』に変更させています。もっとも、ドラマは大成功となり、草彅は俳優としてブレイクしていくこととなりました」(前出・芸能ライター)

 

 ほかにも、2015年に嵐・相葉雅紀主演で放送されたドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)は、原作者の池井戸潤氏に相談なく、主人公を父親から息子に変更したことで、池井戸氏が大激怒した、と報道されたことがあった。

 

 テレビの製作側に、きちんとした原作へのリスペクト精神があれば、回避できた話だったのかもしれないが……。

( SmartFLASH )

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