SKE48のチームKIIが、12月3日、4日の両日、愛知県名古屋市の『オアシス21 緑の大地』にて、12月11日に予定されている劇場新公演『時間がない』の練習を生公開する。公開は無料で、誰もが練習の様子を見ることが可能。なお、同公演は、チームKIIとしては約11年ぶりのリニューアルとなる。
「公演を観る価値があるかどうか、練習を観てから決めてください。」
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こんな刺激的なキャッチコピーが付けられた公開練習。2022年6月にSKE48チームSがおこなった「満足できなかった観客には、チケット料金を全額返金する」という劇場公演に続く、挑戦的な試みだ。
SKE48 チームKIIリーダー・太田彩夏に、今回の「生公開練習」について、意気込みを語ってもらった。
「これまで、メイキング映像などでは経験があるのですが、公演の練習を生公開するというは初めてです。とにかく衝撃を受けましたね。ただ、やると決まったからには、メンバー全員、気持ちを込めて全力で取り組みます」
本公演でなく、練習を公開するということに抵抗感はないのだろうか。
「構成自体は完成形に近い状態だと思うのですが、表情など表現的な部分は、まだ未完成な部分も多いと思います。もちろん、ミスや失敗もあるはず。そこを見せるのは、たしかに勇気が必要ですし、怖いです。
また、ファンの方が公開練習を見て、満足してしまうかも、と心配です。でも、本番では衣装や髪形、フォーメーションなど、より完成された姿をお見せします。公開練習を観ることで劇場公演に来てみたくなる人を、ひとりでも多く増やしてみせます」
練習中のメンバーの葛藤やいさかいなどの姿まで、見られてしまう可能性もある。
「チームKIIは何でも言い合える関係になっているので、そこは心配していません。今回の公開練習をきっかけに、ステージ上のアイドルのキラキラした側面だけでなく、泥臭い裏側も見てほしい。各メンバーが必死で努力して、壁を乗り越えて本公演に辿り着く、ということを知っていただく機会となれば、嬉しいですね」
公開練習は、SKE48を知らない層へのアピールの場でもあるという。
「オアシス21という人通りの多い場所で、私たちの存在を知らない人にも練習風景を見ていただき、グループやメンバーに興味を持ってほしいです」
太田自身、最近のSKE48のメンバーの認知度の低さを自覚している。
「『あのSKE48』とまでは言われるのですが、各メンバーやチームの世間への知名度は、まだまだです。そういった部分のアピールも、今回の公開練習をきっかけにチームKIIで担っていけたら……。SKE48を世間に知らしめる“武器”のような存在になりたいんです」
太田は、自身がリーダーを務めるSKE48 チームKIIを、こうアピールする。
「このメンバーでの公演は初めてで、まだ何ものにも染まってない状態です。メンバーはみな体育会系で、熱い心を持っているので、それをファンに伝えられたら」
公開練習に挑むにあたって、服装やメイクの悩みもあるそうだ。
「いつも練習は、みんな着古したウェアやジャージーで、すっぴんでやっているんです。でも、公開練習ではさすがにそのままというわけにはいきません(笑)。自分でメイクするメンバーもいるでしょう。私の場合は練習着がボロボロなので、とりあえず新しいジャージーを買いに行きます!」
( SmartFLASH )