『水ダウ』クロちゃんとキスした「熊本PR大使」に判明した“経歴盛り”な正体…県も市も「制度自体ない」と困惑

大学時代には、「自称熊本県観光大使」として、SNSを運営していたというリチ（写真は大学時代のインタビューが掲載されているウェブサイト「美学生図鑑」より）

「クロちゃんのこと好きな人？」

　安田大サーカス・クロちゃんの掛け声に、美女たちが揃って「はいっ！」と手を挙げる。こんな異様な光景が繰り広げられているのが、『水曜日のダウンタウン』（TBS系）の「MONSTER LOVE」だ。「クロちゃんが好き」と、全国から集まった美女たちが、切磋琢磨してクロちゃんとカップル成立を目指す企画。だが美女たちには、クロちゃんに興味がない“偽者”も混ざっているという。

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「11月30日放送回で注目を集めたのが、『熊本PR大使』の肩書で参加しているリチちゃんです。この回では、最下位指名を食らった彼女。結果に納得がいかなかったリチちゃんは、クロちゃんの元を訪れると、なんのためらいもなく彼の口にキスしたのです」（芸能記者）

　この衝撃行動がネット上で大きな反響を呼んだが、「熊本PR大使」を務める彼女の行動は、地元のイメージダウンにならないのか。熊本県の広報課に聞くと、返ってきたのは意外な答えだった。

「熊本県には、『熊本PR大使』という制度自体がなく、彼女がどのような根拠でおっしゃっているのかがわかりません」

　熊本市にも問い合わせたが、同様の回答だった。

　クロちゃんにキスまでした彼女が、まさか経歴をごまかしているのか。この疑惑をTBSに問い合わせると、「当該女性は、熊本県をPRする『モンバサダー』に任命されております」と回答。この耳慣れない肩書は熊本県公認のインフルエンサーを指す言葉だという。

　とはいえこの資格、熊本出身者でなくても応募できる、かなり自由な資格のよう。「熊本PR大使」という肩書はちょっと盛っている気がするが……。

　TBSによれば「モンバサダー」が、くまモンとアンバサダー（大使）を組み合わせた造語だということで、「意味をくみとり、熊本PR大使としています」とのことだ。クロちゃんにキスまでした“愛情”は、まさか盛ってないよね？

( 週刊FLASH 2022年12月20日号 )