エンタメ・アイドル
『舞いあがれ!』脚本家変更で「恋愛要素投入」「吉川晃司の鬼教官」設定の不自然さに募る視聴者のモヤモヤ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.07 14:07 最終更新日:2022.12.07 14:11
12月7日、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の第48話が放送された。
主人公・舞(福原遥)と同じ航空学校の学生・柏木(目黒蓮)が「俺……お前のことが好きだ」と告白するシーンがあり、直後の『あさイチ』では、
博多大吉「まさか水曜日に告白のシーンがあるとは」
博多華丸「舞ちゃんの方から仕掛けに行ってる。告白されるように」
博多大吉「舞ちゃんパジャマでウロウロしすぎ。あれは好きになっちゃうのよ」
と、ひとしきり盛り上がった。
【関連記事:歴代NHK朝ドラ「おもしろくなかった」アンケート…1位はダントツ「ちむどん」、2位は?】
だが、SNSで盛り上がったのは、別の話題だった。吉川晃司が演じる航空学校の大河内教官についてだ。
7日の放送回では、舞や柏木と同じチームだった学生が、教官にパイロットの適性なしと判断され、退学。それに対し舞と柏木が「教官を見返してやる」などと会話する場面があった。
《大河内は至極まっとうで信頼できる教官にしか見えないのに、舞や柏木が「あんまりひどいようなら教官を変えられる」「俺は逃げない」などとあくまで鬼扱いし続けるので猛烈な違和感しかなく、まったく共感できない》
《どうも視聴者が受ける大河内教官の印象(冷静で正確でフェア)と、柏木学生や舞の認識(学生を容赦なくフェイルする鬼教官)の間に齟齬がある気がする。大河内のキャラクターは俳優の判断で軌道修正されたそうだが、ひょっとして脚本はそれにあわせて修正されてないのでは?》
など、違和感を抱いたという意見が多数みられる。
「吉川さんが演じるのは、元自衛官で『サンダー大河内』と恐れられる鬼教官という設定です。しかし吉川さん自身が、ワイルドなキャラクターではなく、言葉遣いや物腰がものすごく丁寧な、礼儀正しい男にしたいと提案されて、少し変更されたようです。態度が丁寧すぎて逆に怖い人物、というのが吉川さんの狙いですが、いまのところ、ドラマでは、大河内教官は厳格ながらも冷静な“いい教官”としか見えません。
そんな教官に、学生が不満をおぼえるという脚本に、どうも納得がいかないという視聴者が多いようです」(テレビウオッチャー)
『舞いあがれ!』の脚本は複数の作家が担当しており、現在の航空学校編になって、嶋田うれ葉氏がメイン作家である桑原亮子氏からバトンを受けて、脚本を担当している。そのことについては《脚本担当が変わるとやっぱりどうしても違和感が出てくる》《脚本家が変わると登場人物の性格が変わるのとか、変に恋愛要素入れたがるの見てて残念…》など、残念がる声が多数、上がっている。
朝ドラファンが求めているのは、少なくとも恋愛要素ではなさそうだ。
( SmartFLASH )