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田代まさし、ファンとの獄中婚を告白…「紅白」出演の鈴木雅之への思いも切々と【2022年・注目の人】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.09 06:00 最終更新日:2022.12.09 06:00
12月31日に放送される『NHK紅白歌合戦』。2022年も残り1カ月を切り、『紅白』の出場歌手発表も佳境を迎えている。
白組歌手として、3年連続の出場を決めたのは、鈴木雅之だ。これまで、1991年、1992年、2020年、2021年と出場し、今回がソロとしては5回めの出場だ。
近年ではテレビアニメ『かぐや様は告らせたい』(TOKYO MXほか)のオープニング曲を担当するなど、“アニソン歌手” としての一面も見せているが、2021年の歌唱曲に選んだのは、シャネルズ(のちにラッツ&スター)時代の名曲『め組のひと』の “2021紅白ver.” だった。
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「鈴木さんには、シャネルズのメンバーで “桑マン” こと桑野信義さんを『紅白』のステージに立たせたい、という思いがあったそうです。当時、桑野さんは大腸がんの闘病生活から復帰したばかりでしたが、ステージ上で元気にトランペットを吹いていました」(芸能記者)
こうした鈴木の “仲間思い” を、この男は塀の中で見たのだろうか――。メンバー田代まさしのことだ。
薬物で逮捕されること5回。2020年7月、懲役2年6カ月(うち6カ月は保護観察付き執行猶予2年)の判決が確定し、10月27日、福島刑務所から満期出所。人生で3回めの服役を終えた。
本誌は2022年11月、田代に取材をおこなっていた。娑婆に出てからわずか1週間後で、“ムショぼけ” が続くと話した田代は、芸能界への復帰についてこう明かした。
「華々しい芸能界に復帰しようとすると、必ず売人が近寄ってくるんだよ。だからなるべく1人でできる仕事や、薬物の怖さを伝える活動をしていきたい。でも本当は、鈴木雅之の隣で歌うのが夢なんだよな……。
あいつとは以前までよくやり取りしていて『みんなの信用を取り戻すのは難しいぞ。でも俺は、お前が信用を取り戻すことを信じて、ずっと待ってるからな』というメールをくれたのを覚えている。高校時代からの仲だからね。少しずつ、前に進めればいいなと思っているよ」
鈴木と誓った “更生” のため、マーシーは強く前を向いていた。
今回の服役中には、桑野の闘病だけでなく、桑野とともに『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)などで共演した恩人の志村けんさんが亡くなるという悲報もあった。
「つらかった。入院中の病院から『自分が代わりに死ねばよかった』とコメントを出したけど、そのとおり。でも笑い話もあってね。受刑者のなかに『志村さんが亡くなる直前までつけていた数珠を作ったのは俺だ』と自称する男がいてね。
志村さんに『地位や健康』と『女と快楽』が上がる数珠、どっちがいいか聞いたら、迷わず後者を選んだってさ(笑)。前者を選んでいてくれればね……。早く東村山市にお墓参りに行きたいと思っています」
田代は、この取材で、今までひた隠しにしていた妻の存在も明かしてくれた。長男と長女をもうけた前妻とは、2005年、一度めの服役中に獄中離婚している。
「今の妻とは、2011年に府中刑務所に収容される直前に籍を入れました。『差し入れも面会も、身内だと便利だから』ってね。デビュー当時から俺のファンで、世界中探してもこれほど俺のことをわかってくれるのは、こいつだけですよ」
薬物との戦いでも “妻の助け” を借りるつもりだという。
「保護観察官にも言われたんだ。『奥さんが監視役ですからね』って。たとえば取材を受けたり、会食に参加する際に、売人が紛れ込んでいないか気をつけてくれるし、なるべく一緒に行動することで、薬物に出会うきっかけが生まれなくなる。すごく助かるよ」
( SmartFLASH )