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水木一郎さん死去 本誌が目撃していた「杖で懸命な散歩姿」周囲には「弱った姿は見せたくない」と
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.12 16:29 最終更新日:2022.12.12 17:22
“アニメソングの帝王”こと、歌手の水木一郎さん(本名・早川俊夫)が12月6日、肺がんのため亡くなっていたことがわかった。所属事務所が12月12日に訃報を発表した。享年74。
水木さんは、2022年7月に、肺がんで闘病していることを公表していた。
本誌が最後に水木さんの姿を目撃したのは、2022年8月のこと。別の取材で都内某所を訪れていたところ、坂道を登ってくる水木さんの姿があった。
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右手で杖をつき、左手は隣を歩くマネージャーにしっかりと握られながら、少しずつ歩を進めていた水木さん。車道と歩道の間にあるわずかな段差さえも確認しながら、ゆっくりと超えていくのが窺えた。闘病のさなか、懸命に散歩に出かけていたのだろう。
「最近ではステージにも車椅子で登場して、そのまま歌うことが多かったですが、それでも『弱った姿は見せたくない』と話していたようです。
リハビリなども懸命に続けていたと聞いていましたが、それも届かず、帰らぬ人となってしまったことは無念でしかありません」(芸能関係者)
2018年に歌手業50周年を迎えた、当時70歳の水木さんは、本誌のインタビューにこう明かしていた。
「大好きなトニー・ベネットというアメリカの歌手が、2018年に92歳で全曲新録のアルバムを出したんです。彼に追いつけ、追い越せで、最高齢現役歌手を目指したいですね。
あと、宇宙でライブが夢なんです。宇宙船で『キャプテンハーロック』なんて、最高でしょ。アニソンには、言葉の壁を越えて、ハートで通じる何かがある。きっと、宇宙人にも届くと思うんですよ」
天国でもアツいライブを開いてくれるはずだ。
( SmartFLASH )