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追悼!水木一郎さん アニキが教えてくれた『マジンガーZ』『ルパン三世』『バビル2世』“俺のアニソン“の歌い方!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.13 17:25 最終更新日:2022.12.13 17:25
12月6日、“アニソンの帝王” 水木一郎さんが肺がんで亡くなった。享年74。『マジンガーZ』『ルパン三世』『バビル2世』『侍ジャイアンツ』など、長年にわたり人気アニメの主題歌を歌い続けた。
持ち歌は1200曲以上におよび、水木さんの歴史は、日本のアニソンの歴史だといっても過言ではない。そんな水木さんの訃報を受け、多くの著名人が追悼コメントを寄せている。
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漫画家の永井豪は、自身のプロダクションのツイッターに《マジンガーZが50年もの長きにわたって、人気を保ち続けることができたのは、水木さんのおかげです。毎回、歌うたび、決して気を抜かず、愛と魂をこめてテーマを歌い続けた水木さんの力です》と投稿。
中川翔子も、やはりツイッターに《アニソンが黎明期から、ここまで世界を笑顔で繋がる文化までしてくださったすごい功績をできれば生前に文化勲章や人間国宝や、紅白や、あらゆること受賞もっともっとしてほしかった。アニキの功績がいかに凄いことか、生涯現役で歌い続けたこと、わたしは命ある限り語り継ぎたいと思う》と書いた。
森口博子は、《アニキの存在が大きすぎて、旅立った事が信じられません。プライベートでも、身内の様に可愛いがってくれたアニキとの時間や歌声は、自分の存在意義に自信を持たせてくれる、エネルギーと愛に満ちていました。一緒にコラボした最後のテレビ出演、生涯現役を貫き通し歌い続けたアニキは世界の誇りです》とツイート。
さらに、ももいろクローバーZは公式サイトで、《2011年に“ももいろクローバー“から“ももいろクローバーZ“となり、水木さんから教わった“ゼェーーート!!“が今では私たちの定番の挨拶となりました。これからもアニキから継承した“Z“とともにたくさんの人たちに笑顔を届けていきたいと思います》と追悼コメントを出している。
本誌は、2008年3月、歌手生活40周年を迎えた水木さんに独占インタビューをおこない、アニキ直々に “推し” アニソンをピックアップしてもらい、歌い方を指導してもらった。その秘伝「虎の巻」を公開しよう。
アニソンを歌う場合、2つの極意があるという。
「アニソンにはいろんなジャンルの歌があるけど、ポイントは2つ。まず、ロボットものやヒーローものは、とにかく自分がヒーローになりきって歌うこと。振付やアクションを、堂々と恥ずかしがらずにやることが大事。そうすると声もよく出る。振りをつけることで歌に魂が宿るから。
もうひとつは、歌詞に込められたヒーローの心情を感じとること。たとえば、俺はただ強いんだと誇示するのではなく、愛する地球、愛する人々を守るために誰かを傷つけなくてはならないという思いを抱えながら、使命として戦う。
強さと哀愁が共存するヒーロー。本当に強いヒーローは、やたらに拳を振り上げないし、武器もやたらには出さない。そんな芯の通った、本当に強いヒーローの気持ちになって歌ってほしい。
俺がもし水木一郎のままで歌ってしまっていたら、こんなに多くの歌には恵まれなかっただろう。彼らヒーローを、水木一郎がなり代わって演じ、歌ってきたから、ここまで続けてこられたんだ」
極意に次いで、『マジンガーZ』や『ルパン三世』など、それぞれの歌でキーとなるポイントを聞いた。
( SmartFLASH )