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『舞いあがれ!』脚本家交代の“乱高下”とともに視聴者が気になる「9.11」「日航機事故」ふれるのか問題
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.15 18:08 最終更新日:2022.12.15 18:16
12月15日、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の第11週・第54話が放送された。
パイロットを目指すヒロイン・舞(福原遥)は、航空学校・帯広フライト課程の最終審査に合格。訓練生の同期・柏木(目黒蓮)からデートに誘われ、お互いの気持ちを確認……というストーリーが描かれた。
放送開始直後は、登場人物の繊細な心理描写を丁寧に描き、「泣ける」「早くも名作確定」と絶賛された『舞いあがれ!』。しかし第8週の「航空学校編」から脚本家が交代し、評価が一変。SNSが《もう完全に別物になってしまった》《ここまで良かっただけに残念》と、落胆の声であふれる事態に。朝ドラファンからは「魔の第8週」とまでいわれているほどだ。
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第54話の反応も
《航空学校編に恋愛要素はいらなかった。もっと真摯に訓練に打ち込む舞や仲間たちの姿が見たかった、と切実に思う。…悔しい》
《恋愛青春ドラマになったのですね。しかもかなり幼稚な。ほんと訓練の何を頑張ってきたのか全く描かれてない。こんなドラマだったっけ???》
など、さんざんな評価が並んでいる。
また、それとは別に、視聴者が“引っかかっている”点があるという。
「ヒロインが旅客機のパイロットを目指す物語ですから、2001年の『アメリカ同時多発テロ』や、1985年に御巣鷹山で起きた日航機墜落事故について、ふれることがあるのかどうか、気にしている視聴者は少なくありません。舞が生まれたのが、1985年という設定。航空学校の学生時代は2006年、2007年あたりということになります。まだ『9.11』の影響は、色濃くあったはずですが……」(テレビウオッチャー)
SNSでは
《果たしてアメリカ同時多発テロは取り上げられるのだろうか? 舞がパイロットを目指すなら避けては通れないと思うが、さて...》
《1994年で小学3年生ということは、高校生で同時多発テロがあるのは夢に影響与えそうだけど、どうなんだろう》
《9.11の同時多発テロにも御巣鷹山にも言及していないと思うんだけど、見逃したかな。まったく触れないのであれば、当時を知らない現代っ子を主役にすればよかったのに》
などの声がある。なかには
《めぐみさん(編集部注・ヒロインの母親)が舞ちゃんの心配をしたのは、舞ちゃんが産まれた年に御巣鷹山の事故や2001年の事件のこともあんじゃないかな 阪神大震災の時も同じようにあえて触れられていなかったけど、視聴者が思いを馳せられるように余白を作ってくれているのかもしれない》
と、脚本家の狙いを考察するような意見もみられる。
『舞いあがれ!』は12月19日から始まる第12週から、脚本家が桑原亮子氏に戻る予定。《来週からの桑原さんで再び舞いあがってくれると信じる》と期待するファンの声が多数あるが、現実の事件・事故がどう扱われるのかにも注目したい。
( SmartFLASH )