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嶋大輔が語る『男の勲章』ヒットで流血騒ぎも起きた

エンタメ・アイドル 投稿日:2017.06.26 16:00FLASH編集部

嶋大輔が語る『男の勲章』ヒットで流血騒ぎも起きた

 

「高校時代は、頭に剃りとメッシュを入れたバリバリのヤンキーでした。不良がステイタスの時代で、警察に補導されたこともあった。芸能界デビューできるとは夢にも思ってなかった」

 

 銀蠅一家でアイドル的存在だった嶋さん。『男の勲章』のヒットで多くの女性ファンを獲得。一方で、暴走族やヤンキーの「妬み」「反感」を買うこととなった。

 

「デモテープを聴いたとき、『あ、売れる』って思いました。出だしの『つっぱることが男の~』のインパクトがすごかった。で、この曲がヒットして『偽物の不良だろう』とか、やっかみもあったんだろうけど、よく喧嘩をふっかけられました。ライブ中にコーラの缶を投げられ、流血して中止になったり、会場の周りを暴走族に囲まれたこともあった。

 

 俺にはアイドルという自覚がなかったけど、社長には『ジャニーズに負けるな!』と言われていました。歌番組で『トシちゃんやマッチの隣に立って背の高さをアピールしろ』とか。俺はジャニーズに勝てるわけねーじゃんって思ってたけど(笑)。

 

『男の勲章』は、だんだん詞が重たくなってきましたね……。俺の人生が歌詞の世界に合ってきちゃった。2番の『氷のように冷たい世間の壁が』って、まったくそのとおりで。人って、いい時は寄ってくるけど、辛いときに手を差し伸べてくれるのは数人なんですよ。今はこの曲に叱咤激励されています」

 

嶋大輔『男の勲章』>
1982年4月28日発売
作詞:Johnny 作曲:Johnny
●ザ・ベストテン初登場:1982年6月3日 6位
●最高位:6位
●連続ランクイン:7週
●売上枚数:37.7万枚(1982年)

 

<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
 レコーディングのとき、ディレクターから「Aメロは自分の思いを歌え、Bメロはちょっと流して、サビは攻めろ」 と言われました。何度も歌い直しましたね。基本的に、銀蠅さんの曲は気持ちで歌え!ってことです。

 

<嶋大輔>
 1964年神奈川県生まれ。53歳。1981年、ドラマ『茜さんのお弁当』(TBS系)で俳優デビュー。1982年、『Sexy気分の夜だから』で歌手デビュー。2005年、『男の勲章』の続編『大人の勲章』をリリースし、インディーズチャート1位を記録。2006年、セルフカバーアルバム『夜露死苦 戦極襲(よろしく せんきょくしゅう)』を発売。現在、俳優、歌手として活躍中。
twitter:@daisukeenjoy
(週刊FLASH 2017年6月20日号)

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