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嫌われ芸人王は「クロちゃん」か「久保田かずのぶ」か…どちらもクズなのは間違いなし
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.19 11:00 最終更新日:2022.12.19 11:00
12月13日に放送された『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(関西テレビ系)に、とろサーモン久保田かずのぶさんと安田大サーカス・クロちゃんがゲスト出演していました。
2人に加え、千鳥、かまいたち・山内健司さん、博多華丸大吉・華丸さんの計6人は、『主婦30人が選ぶシンプルに嫌いなのは誰?ランキング』にエントリーされ、その順位を自分たちで予想していました。
結果はクロちゃんが1位、久保田さんが2位で断トツ。他のメンバーは0票でした。投票した主婦からは、「なんか、クズそうな感じ」「気持ち悪い」など辛辣なコメントが寄せられていました。
【関連記事:クロちゃんの「クズすぎる半生」借金100万円は親が払った】
筆者は以前、とろサーモンとクロちゃんに取材をしています。その際も、遺憾なくクズっぷりを発揮していました。
久保田さんは、『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)で優勝し、翌日は各局の生放送番組をはしごしました。しかし、久保田さんは眠そうで、まったくやる気が感じられません。『ヒルナンデス!』(日本テレビ)に至っては生放送中に居眠りもしていました。
久保田「M-1が終わって、朝5時まで打ち上げで、6時にフジテレビ。そこからテレビの仕事7本。初めての経験ですよ。そら寝ます!」
筆者が、同じ状況だった相方・村田秀亮さんはしっかりやっていたと指摘すると、
久保田「僕の憧れる、売れてる先輩は生放送中に寝てたんで」
村田「誰や?」
久保田「みのもんたさんです。みのさんに憧れてこの世界に入ったので(笑)」
村田「嘘つけ! みのさん芸人ちゃうやろ」
久保田「でも勉強になりましたね。僕が寝てたのがネットニュースにもなってて、コメントとかいっぱいあるんですけど、変なもんでたたかれてないんですよ。
『何してんねん!』とか卑屈なものがなくて、自分がクズやっていうのを15年ずっとやって来たので、見てる人も免疫がついてるんですね」
久保田さんのクズキャラは、デビュー当時から筋金入りだったのです。一方、クロちゃんもクズっぷりでは負けていません。
クロちゃん「僕が20歳で一人暮らしを始めたとき、仕送りしてもらったんですが、思っていた額より少なくて25万円だったんです。それぐらいだったらパチンコとか行ったらすぐになくなりますから」
その後、クロちゃんは消費者金融からお金を借り、最終的に借金が100万円ぐらいになったそうです。
クロちゃん「借金が返せなくなったので親に泣きつきました。それで怒られるかなと思ったら『偉い!』って言われたんですよ。『人にだけは借金するなよと言ってたから、そこは守ったんだな』って。それで親に全部返してもらいました。でも、実は消費者金融に借りる前は友達に借りてたんですよ。友達が貸してくれなくなったから消費者金融に借りたんです」
クロちゃんは、40歳を過ぎてからも親から仕送りしてもらっていました。
クロちゃん「最近あんまり仕送りをしてくれなくなりました。びっくりしますよ。数年前にウチの親に『孫にお金を使いたいから、もう仕送りしないでいいんじゃないか?』って言われて。僕、ブチ切れましたから。『あなたがお腹を痛めて産んだ子は誰ですか? 僕でしょ』と」
いまだに仕送りしてもらう理由を聞くと、こう答えました。
クロちゃん「本当のことを言ったら、もらえる額は少なくていいんです。でも、親って子供に手がかからなくなったら、肩の荷が下りてコロッと死ぬ人が多いんですよ。もっと長く親に生きてほしいから、わざと気を張らせているんです。だから、僕は親孝行のつもりで仕送りをもらっていますから。これが僕の親孝行」
クロちゃんは、まるで「これが僕のアナザースカイ」みたいな言い方で爽やかに持論を展開しました。久保田さんもクロちゃんも、クズをきちんと笑いに昇華しています。あっぱれです。
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
( SmartFLASH )