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クロちゃんも困惑…『水ダウ』アイドル曲に“パクリ疑惑” 専門家は「クロ」判定も、事務所代表は「似ていると思わない」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.12.19 06:00FLASH編集部

クロちゃんも困惑…『水ダウ』アイドル曲に“パクリ疑惑” 専門家は「クロ」判定も、事務所代表は「似ていると思わない」

「そもそも番組の企画が終わってないですからね。何もわからないんです」と困惑するクロちゃん

 

「イベントをやるのは初めてです。たくさん来てくれて、ありがとうございます!」

 

 12月16日、都内のCDショップ。60人ほどのファンに囲まれたリチは、緊張の面持ちで挨拶した。

 

 彼女は、その2日前に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、ミク、ミナとともにアイドルデビューすることが発表されたばかりの“シンデレラガール”だ。

 

 

「3人は、番組内の恋愛リアリティショー『MONSTER LOVE』の出演者で、お笑いトリオ・安田大サーカスクロちゃん(46)の“恋人候補”です。

 

 9人いた候補者が、3人に絞られた14日の放送で、突然デビューが決まったのですが、クロちゃんとの恋の行方を楽しみにしていた視聴者からは、“出来レースだ”という批判がありました。

 

 ユニット名は『都内某所』。放送後、デビュー曲『クッキー』のMVが公開され、翌15日には、CDが全国発売されました」(音楽ライター)

 

 17日現在、MVの視聴回数は100万回を突破。初日のオリコンデイリーシングルランキングは11位と、好スタートを切ったのだが――。

 

《完全にテイラーの曲だわ》

 

《「クッキー」テイラーのパクリちゃうん?》

 

 公開後、SNSで“パクリ”という指摘が相次いだのだ。「テイラー」とは、アメリカの超大物歌手、テイラー・スウィフト(33)のことだ。

 

「2022年10月にリリースされたアルバム『ミッドナイツ』では、収録曲がビルボードホット100のトップ10を独占する歴史的快挙をなし遂げました。都内某所の『クッキー』は、そんなテイラーが2012年に発表したシングル『We Are Never Ever Getting Back Together』にそっくりだと“炎上”したのです」(同前)

 

 本誌はこれまで、やはりクロちゃんがプロデューサーを務めていた『水ダウ』発のアイドル「豆柴の大群」メンバーの未成年時代の飲酒や、冒頭に登場したリチが番組内で名乗る「熊本PR大使」という肩書が実在しないことを報じてきた。

 

『クッキー』が“パクリ”なら、さらなる醜聞だ。本誌はテイラーと都内某所の2曲を、ある著名な音楽プロデューサーに聴き比べてもらった。

 

「『クッキー』が、テイラーの『We Are~』を参考にして作ったのは間違いないでしょう。発注者が、作家に『〇〇のような曲にしてください』と、具体的な洋楽の曲名を挙げて制作を依頼するのは、よくあるケースです。

 

 作家が発注者のイメージと異なる曲を作っても、採用されることはほぼありません。都内某所のような、多くのスタッフがかかわるテレビ番組の企画が絡んだ楽曲だと、特にその傾向が強いはずです」

 

 楽曲が生まれるまでには、こうした“大人の事情”があるわけだが、プロデューサーはさらにこう指摘する。

 

「『クッキー』は、『We Are~』とキーが同じです。つまり『We Are~』のカラオケで、『クッキー』が歌えてしまうんです。

 

 さらに、サビの前までボーカルが際立つように音を少なくしているところなど、アレンジの手法まで寄せています。聴けばすぐにわかりますし、“クロ”だと思います」

 

『クッキー』は著作権法違反に問われるのだろうか。

 

「『同じメロディが4小節続くとアウト』といわれることがありますが、じつは法律上、明確な基準は存在しません。今回も、著作権法違反かといわれると、微妙ですね。もし、テイラーが訴えてきたら厳しい裁判になるかもしれませんが、彼女は相手にしないと思いますよ(笑)」(同前)

 

 都内某所が所属する事務所「WACK」の代表で、自身も音楽プロデューサーである渡辺淳之介氏に“パクリ騒動”について電話で問うと、このように回答した。

 

「(騒動については)ネットを見て知っていましたが、楽曲にはパターンがあり、コード進行が同じになることも、基本的にあることなんです。

 

(都内某所とテイラーの曲が)僕は似てるとは思っていないですし、作家さんにも迷惑をかけたくありませんので。(なんらかの対応を取ることは)考えていないですね」

 

 12月17日、“都内某所”でクロちゃんを直撃した。

 

「(パクリ疑惑について)え、知らない。歌詞は書きましたし、曲も聴いてたけど、そんなこと言われてるんですか? 都内某所は豆柴とは違ったカッコいい感じでやりたいと思って、プロデュースしてますけど……。(直撃されて)ホントにびっくりしたしんよ!」

 

「MONSTER LOVE」の前シリーズにあたる企画「MONSTER HOUSE」では、テイラーの『We Are~』がオープニング曲として使用されていた。

 

 人気企画から生まれたアイドルの期待のデビュー曲が“本歌取り”に過ぎないのであれば、ファンはがっかりだろう。

( 週刊FLASH 2023年1月3・10・17日合併号 )

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