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「曲使えず地上波から消える」IMPACTors全員退所で待つ茨の道…それでも止まらぬジャニーズ人材流出の深刻さ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.27 15:24 最終更新日:2022.12.27 16:03
12月26日、ジャニーズJr.のユニット「IMPACTors」のメンバー全員が退所する意向を事務所に伝えたと、「文春オンライン」が報じた。
ここ数カ月、ジャニーズからの人材流出が止まらない。芸能記者がこう振り返る。
「10月末には、ジャニーズ事務所の副社長と子会社『ジャニーズ・アイランド』社長を務めた滝沢秀明氏が電撃退社。続いて、King&Princeの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が2023年5月に脱退・退所すると発表されました。両者とも、それまで順調な活躍ぶりを見せていたため、世間に大きな衝撃を与えました」
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今回報じられたIMPACTorsは、2020年に滝沢氏が命名したグループで、センターの佐藤新はドラマ『silent』(フジテレビ系)、基俊介は『最初はパー』(テレビ朝日系)に出演するなど、露出も増えてきていた。
だが、報道によれば、滝沢氏の退社などでグループの勢いは失速しており、12月に、ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長とメンバーが面談し、退所の意向を伝えたという。
トラブルやスキャンダルを理由に退所するわけではない。それでも、今後彼らには茨の道が待ち受けているという。“辞めジャニ” と仕事をしてきた芸能関係者はこう語る。
「まず地上波への出演が難しくなる。ジャニーズ事務所が働きかけをしなくても、局側は起用に消極的になりますから。実際、私の知る “辞めジャニ” はキー局から姿を消して、かなり苦労していました。
たしかに “辞めジャニ” とはいえ、一定数のファンはついてきます。でも、認知度が広がらないので、ファンクラブの数もライブの動員数もそれ以上は広がっていかないのです。
どうしても、小規模でのビジネス展開になってしまいます。さらにはライブなどで活動していくとしても、ファンとの “共通言語” だったグループの楽曲が使えなくなります。それも一から作り直していかければなりません」
にもかかわらず、全員が退所という険しい道を選んだIMPACTors。それだけジャニーズの人材流出の深刻さを物語っている。
「2019年にジャニーズ事務所を創業したジャニー喜多川氏が亡くなり、めいのジュリー氏が社長、滝沢氏が副社長として事務所を支えてきました。
しかし、錦戸亮さん、手越祐也さん、山下智久さん、長瀬智也さんなどのメンバーが次々と退所し、嵐は活動休止。そのうえ、ジャニーさんの後継者ともいわれた滝沢氏が退社してしまいました。今後 “退所ドミノ” が続く可能性も十分あるでしょう」(前出・芸能記者)
“辞めジャニ” が世間を騒がせる日々は、まだ当分終わりそうにない。
( SmartFLASH )