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日本好きネットアイドル「ベッキー・クルーエル」会社経営者になっても「東京のファッションが恋しい!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.02 06:00 最終更新日:2023.01.02 06:40
かつて日本のアニメソングや音楽に合わせて踊るYouTube動画で人気を集めた、ネットアイドルのベッキー・クルーエル(27)。
英国出身の彼女は、2009年5月、シンガーソングライター・太郎による曲『男女』でダンスする動画が100万超のPVを獲得し、同年「秋葉原エンタまつり2009」などのイベントに出演するため、来日を果たす。
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2010年には赤い鳥の『翼をください』のカバーでCDデビュー。そのほか、雑誌の表紙を飾ったり写真集を出したり、モデルとしても活躍した。
2011年に事務所を脱退し、日本での芸能活動を停止。それから10年――。現在の彼女を直撃した。
――今はどこに住み、仕事は何を?
「ロンドンに住んでいます。私は人口8万人のマン島出身で、2016年に引っ越したの。じつは島を離れるとき、ロンドンと東京のどちらに住もうか迷ったんです。日本は大好きだったし、住んでみたかった。でも、私の日本語力では仕事が十分にできないかもしれないと思って、ロンドンに決めました。
『インフルエンサー・マーケティング』の業界で働いていて、2019年に『ペッパースタジオ』という会社を立ち上げたの。SNSのインフルエンサーやクリエイターの力を使って、自分たちの商品を売りたい企業と消費者をつなげる仕事です。
SNSは、まさに私がキャリアをスタートした分野だから、そこでの成功と失敗、得た知識や戦略を生かすことができる。インフルエンサーたちがコンテンツを作るうえで、私は的確にサポートしてあげられるんです。嬉しいことに顧客がどんどん増え、ビジネスは軌道に乗っています。
私自身もクリエイターとして活動していて、人生でもっとも愛するファッション、アート、歴史の3つに関する写真をInstagramに投稿しています。10年近く応援してくれているフォロワーさんがたくさんいるから、私の考えや思いをみんなと共有したいの。だから、今は会社経営と個人のクリエイターとしての活動を両立させています」
――日本で活躍した当時を振り返ると?
「日本での体験は、今でも夢のようで現実とは思えないほど。一生に一度のチャンスを得られて本当にラッキーだったわ。そのころをときどき思い出して、懐かしく感じています。
YouTubeに投稿した動画がバズって、多くのファンが見てくれたことは、数字ではわかっていても、日本に来てみんなの顔を見るまでは信じられなかった。本当にアメイジングな経験でした。
もちろん、日本を訪れたときは苦労も多かった。プロの人たちと打ち合わせをしたり、インタビューを受けたりといった環境に慣れるため、まだ13歳だった自分を急速に成長させなければいけなかったの。
でも、インターネットのなかだけじゃなくて、実際に日本に来てみなさんと交流できたことはとても素晴らしいこと。残りの人生も日本に感謝し続けます」
――日本での経験でいちばん印象に残っていることは?
「私はとても小さな島に生まれて、じつは初めて訪れた外国の都市は東京なの。8万人しかいない島から、何百万人も住んでいる東京にいきなり来た自分が信じられなかった。あんな高層ビルを見たのは初めてで(笑)、とてもラッキーで幸せな気分になったのを覚えている。
インターネットは、小さな島の私と何千マイルも離れた日本の人々をつなげてくれたし、さまざまなアイデアを教えてくれた。本当に便利なツールだと実感します。
YouTubeへの投稿は趣味で始めて、当時の私は学校でもシャイな生徒だったけれど、オンラインで人気を得たら、自信が沸いてきたのをはっきり覚えています。自分にはもっとできることがあるんだと思えて、一人の人間として強く生きられるようになりました」
( SmartFLASH )