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AKB48からバンコクへ「伊豆田莉奈」に教えたい勝利の秘訣

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.07.09 20:00 最終更新日:2017.07.09 20:00

AKB48からバンコクへ「伊豆田莉奈」に教えたい勝利の秘訣

 

 AKB48の姉妹グループで、タイの首都・バンコクを拠点とするBNK48のデビューシングルの発売が決定、本格始動する。そこへ日本から合流するのが、AKB48から移籍する伊豆田莉奈だ。

 

 伊豆田は7月2日にバンコクへ到着し、翌3日には、さっそく日本のテレビ番組『世界で勝手にお節介inタイ』(TBS系)のロケに参加。その後も、タイ語のレッスンやネットの生配信番組に出演するなど、充実した毎日を送っている。

 

 伊豆田は、BNK48への移籍を決めた理由を5月3日放送の『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でこう語っている。

 

「もともと海外に興味があって。1回、タイへ行ったときに、すごい楽しかったし、お客さんの盛り上がり方がすごくて。『私が行くだけでこんなふうになるの!?』って思うくらい熱狂的な人が多かった」

 

 また、渡航前からタイ語を勉強していることを明かし、「がんばってペラペラになって、ビッグスターになるから!」と宣言。タイ語での自己紹介も披露し、並ではない意気込みを感じさせる内容だった。

 

 伊豆田は彼の地で成功することができるだろうか。それを考える上で参考になるのが、インドネシアの首都ジャカルタを拠点とする、JKT48で活動していた仲川遥香の存在だ。

 

 仲川は、2012年にAKB48からJKT48へ移籍。現地で多くのCMに出演し、2016年末に卒業。現在もインドネシアにて、芸能活動を行っている。日本語の通じない異国で大活躍。日本語とインドネシア語を併記して投稿しているツイッターのフォロワー数は130万近く、その様子を自身の著書でこう語っている。

 

「インドネシアに渡ってからの私は、ゼロからたった半年間でインドネシア語をしゃべれるようになり、JKT48劇場で毎日のようにファンの方に声援をもらいつつ、視聴率ナンバーワンの国民的テレビ番組に単独でレギュラー出演させていただき、CMも20社を軽く越えて“CMの女王”なんて言ってくれる人もいます。(中略)
 そんな話をさっしー(指原莉乃)にしたら『ジェラっちゃいますね』って嫉妬されちゃいました」

 

 彼女がここまで成功できたのはなぜか。現地在住で、JKT48結成時から応援し続けているビジネスマンがこう語る。

 

「ビジネスでも駐在員は3年ほどで帰任してしまうことが多く、インドネシア人から見ると、日本人全体を『結局、すぐ日本に帰っちゃうんでしょ?』とみなすことが多いです。ところが、仲川さんは移籍した直後から、『私はジャカルタが大好きで、ずっとここにいたい』と言い続けて、実行してきた。これが信頼につながったのでしょう」

 

 2012年に移籍してから、すでに約5年が経過。その間、アメーバ赤痢、デング熱、腸チフスといった病気にかかったこともあったと著書で明かしているが、弱音を吐かずに、地道に活動を続けてきた。

 

 さらに、もうひとつ大きな理由があるという。

 

「仲川さんが躍進したきっかけは、超人気パーソナリティが出演するバラエティ番組に出演した際に、大きな爪痕を残せたことです。そのころ、仲川さんはまだ移籍してから間もないころ。言葉も完璧に理解していたかは疑問ですが、その状態で、どんどん司会に絡んでいって、大きな笑いにつながった。あのあとから、バラエティへの出演が増えたんだと思います」(前出のビジネスマン)

 

 現地に骨を埋める覚悟を示し、言語の違いを恐れずトライしたことが成功につながったのだろう。

 

 BNK48へ移籍した伊豆田が成功できるかどうかは、バンコクに住み続ける決意をアピールし、タイ語を覚えていない状態でも、どんどんチャレンジしていけるかにかかっているはずだ。

 

 ちなみに、仲川は著書で「『初期メンバー』になろう」という章を設けている。日本のメンバーから、「海外に移籍したい」と相談されるたびに、「いいね、プラスになると思う!」と応えていたのだが、「JKT48に行くのはどうか」と聞かれると「やめた方がいい」と説明していたとか。

 

 その理由をこう説明している。

 

「初期メンバーは本当に特別な存在です。AKB48でいえば、2期生の大島優子ちゃんがどれほど人気を上げて、総選挙1位になったとしても、初期メンバーと2期生以降では大きな差がありました。

 

 なにもないところからグループを作った初期メンバーには、後輩やスタッフ、そしてファンからも、特別な敬意が払われます。知名度のつき方や、お仕事の呼ばれ方にも差が出ます。私も『JKT48の初期メンバーの一人』として、メリットはたくさんありました」

 

 情熱や努力だけではなく、なかなか冷静な分析である。そして、このタイミングでBNK48に移籍する伊豆田は、初期メンバーのひとりとして加入することとなる。勝機は十分か。

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