●伝説11 遅刻した理由をさんまに問われて、「俺を笑わせたら許してやる」と言われ、「向かい風だったんです」。
●伝説12 画家として活躍するようになってからも、さんまから小遣いをもらい、「お前は礼儀正しいカツアゲ屋やな」と言われた。
●伝説13 異常に嗅覚がよく、さんまの番組で「たくさん並べられたスリッパから女子アナの履いたスリッパを当てるゲーム」で、警察犬と対決して勝利。
「点数をつけたら、どのエピソードも80点ですね。マイナス20点は、僕は一度もさんまさんに怒られたこと……感情を露わにして怒られたことがないんです。新幹線事件(伝説9)のときも、噓で人を笑かすのと噓をついて人を困らすのは違うからなと、懇々と諭されて。
いつもそうなんです。売れていたころ、テレビ局で偉そうにふんぞり返ってタバコを吸っていたときも、『ジミー、これからそのキャラクターでいくんやったらそれでもええ。でも、今までどおりのキャラでいくんやったら、その態度は間違うとるぞ』と諭されて。そんなこと、もう何千回、何万回もあるんですけど、感情的に怒鳴られたことは一度もないんです」
2人のエピソードは、まだまだこんなものじゃない。そして、そのひとつひとつには、さんまとジミーにしかわからない深い絆がある。
「さんまさんの運転手をしていたころに、ひとつだけ決めたことがあるんです。それは、さんまさんの誕生日に高級ブランドのTシャツをプレゼントすること。借金してでもそれだけは毎年やってきました。一年に一度、感謝の気持ちをこめてプレゼントする。これが僕の精いっぱいなんです。
さんまさんも、そんな気持ちをわかってくれはるんやと思います。ほかの人からのプレゼントは、マネージャーに『車に入れておいて』って言うんですけど、僕のだけは必ず自分の手で持って帰ってくれる。それが、ほんまに嬉しいんですわ」
(週刊FLASH 2017年7月4日号)