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「400万円返せ」ホリプロスカウトキャラバンGPが所属事務所から「借りパク&ドタキャン」で訴えられた!

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.02.15 06:00FLASH編集部

「400万円返せ」ホリプロスカウトキャラバンGPが所属事務所から「借りパク&ドタキャン」で訴えられた!

2014年、「第39回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリに輝いた。2016年にはブレイクしたが…(写真・共同通信)

 

「才能ある女性なのに、なぜこんなことになったのか…」

 

 と嘆くのは事務所関係者だ。

 

この“才女”の名前は、栞菜智世(29)。2022年からは、本名である生田若菜という名で活動しているタレントだ。

 

 

「2014年に『第39回ホリプロタレントスカウトキャラバン』で優勝した、輝かしい経歴の持ち主です。その回は『Singer☆Actress Audition~美唱女~』と題して、次世代の歌姫を発掘するという触れ込みでした。生田さんは圧倒的な美声とルックスで、3万8千628人の応募者のなかから満場一致でグランプリに選ばれました」(芸能記者)

 

 その後、ホリプロに所属して本格的なトレーニングを積んだ彼女は、2016年春に大学を卒業するタイミングでメジャーデビュー。同曲は映画『僕だけがいない街』の主題歌に採用された。

 

「さらに、石原さとみ主演のドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の主題歌も担当。一気にブレイクしました」(同前)

 

 しかし、スターダムにのし上がらんとしたこのときが、彼女の絶頂期。すぐに“転落”が始まった。

 

「2017年に活動を休止し、ホリプロを退社。以後、事務所を渡り歩き、2022年7月に、設立間もない新進気鋭の芸能事務所に所属しました」(同前)

 

 新たな事務所で、ウェブCMや舞台など次々と仕事が決まり、はた目には順風満帆に見えた。だが実際は問題が噴出していたという。

 

「事務所に所属する前に、個人で契約していたYouTubeドラマの仕事に、『ベッドシーンがあるから公開してほしくない』と、突然言いだしたんです。よく確認してみると、本人は事前にどのような演出があるかもわからないまま契約したようでした。作品はすべて撮り終えていたのに、本人の意向を尊重するために関係者に頭を下げ、なんとかお蔵入りにしてもらいました」(事務所関係者)

 

 生田から深夜にやってくる“病みLINE”にも悩まされたという。

 

「精神的に不安定なんですよ。夜中に、マネージャーに『もう死ぬ』と連絡がくることは日常茶飯事。薬の過剰摂取を繰り返し、事務所にふらふらとやってきて、突然卒倒したこともあります。独占欲が強いのか、チーフマネージャーが別のタレントの現場に行くと、『なんで私のことを優先しないのか』とまるで“彼女気取り”で怒る…。彼女の“病みLINE”に心をやられ、病院に通うようになったスタッフが複数いました」(別の事務所関係者)

 

 さらに、金銭トラブルも多発していたという。

 

「とにかくお金がないんです。固定給で月に15万円、出演料を加えれば月収40万円程度はもらっていたはずなのに、給料の前借りや借金を事務所に頼んできました。彼女の言い分では、父親の借金を250万円ほど肩代わりしているとのことでした。実際、彼女は金融機関のブラックリストに載っていたようで、スマホを購入するためのローンも組めないような状況でした。そこで事務所は仕方なく、スマホやお金を貸し与えていました」(同前)

 

 そして決定的な事件が起きた。彼女は2022年12月から人気漫画を原作とする舞台で主演を務めることが決まっていた。だが、突然“飛んだ”のだ。

 

「生田さんは11月19日に突然『舞台に出ない』と言い出し、その後音信不通になってしまいました。当然、舞台は無期延期。舞台の主催者からは、会場代や人件費など約350万円の損害賠償を求められました。メンタルが不安定な彼女に対し、事務所側は何度も出演の意思を確認していました。そのたびに彼女は『出る』と答えていたのに…。さすがに、この賠償金は本人に支払ってもらうべきと、実母を通じ交渉しました」(同前)

 

 しかし、生田は事務所の話に一切耳を傾けることはなく、弁護士を代理人に立てて、支払いを拒否した。そこで、LINEのやり取りなど多くの証拠を集めた事務所側は、1月末に提訴に踏み切ったという。本誌が関係者から入手した訴状によると、舞台のドタキャン代350万円に加え、事務所から借りた約21万円、借りたまま返却していない衣装代が約5万円など、総額400万円近い損害賠償を請求している。

 

 事務所の松本一樹代表に取材を申し込むと「損害賠償を求め提訴したことは事実です。彼女の才能を信じ、全力で応援してきたつもりですが、このような事態になってしまい残念です」とコメント。

 

 一方、生田側の弁護士に事実を確認すると、舞台をドタキャンした“弁償”については「不当な請求であるため、生田さんとしては応じておりません」とし、借金や衣装代などについても「父親の借金の肩代わりや事務所からの借金を含め、いずれも事実と異なります。返済を要するものではないため、応じておりません」と回答した。

 

 エンターテインメント法務に詳しいヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所の萱野唯弁護士はこう語る。

 

「個別の案件に出演することが合意された後に、タレントが合理的な理由なく出演をキャンセルすれば、これにより事務所側に発生した損害を、タレントが賠償する義務を負うものと考えられます」

 

 宝の持ち腐れ、とはまさにこのこと。

 

写真・共同通信

( 週刊FLASH 2023年2月28日号 )

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