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女優・北野日奈子 乃木坂46卒業からもうすぐ一年…「『アイドルだから』はもう通用しない」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.17 06:00 最終更新日:2023.02.17 06:00
「乃木坂46を卒業したときは未来の計画は全くありませんでした。自分がこれからどうなっていくのかわからないまま卒業したんです。それでも、いろいろ試していくなかで今では『女優って楽しい』と思えるようになりました」
こう語るのは昨年の4月に乃木坂46を卒業した北野日奈子。グループ卒業からもうすぐ一年、新たな道を歩みだした北野は現在、連続ドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』に出演中だ。北野は『マウント四天王』と呼ばれるモンスター社員・桃井亜里沙を演じている。
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「見た目はモロにキャリア女子という感じなのに、恋愛には初心者っぽくて、嫉妬心を素直にむき出す。見て引く方もいると思いますが、私は好きです(笑)。グループ時代に演じた役は、真面目というかもの静かなキャラクターが多かったので、感情むき出しのキャラクターは、演じていて楽しいですね」
撮影現場では「意外な再会もあった」という。
「主演の矢作穂香ちゃんが、同じ高校でクラスも同じ。私は在学中から気がついていたのですが、穂香ちゃんは気づいていなくて。私に指摘され、高校時代の集合写真を見て初めて知ったそうです(笑)」
ソロとして活動するようになり、プレッシャーも感じているようだ。
「卒業前は『アイドルだから仕方ない』って思われていた部分もどこかであったかもしれませんが、今はそれが通じない環境にいると感じています。むしろ卒業してからのほうが『自分のソロ活動で乃木坂46の現役メンバーに迷惑をかけられない』という自覚が強くなりましたね」
自身の活動の原動力は「誰かのために頑張ること」だという。
「乃木坂46のころから『自分のため』と思うと何もできなかったのですが、グループやほかのメンバーのためなら努力できたんです。私は自分自身へのこだわりがなく、美容も最新トレンドもわからない(笑)。自分のための努力は思いつかないんです。応援してくださる皆さんのために頑張りたいという気持ちが常に強いですね」
3月には舞台『ダリとガラ』にも出演する。
「キャストの方々の作品や経歴を見ると、場違いなところにいるという気持ちにもなりますが、なんとかしがみついて必死でやっていきたいです」
最後に北野に「自分の強み」を聞いた。
「未来をあまり考えない性格ですかね。今日を乗り越えるのに精いっぱいで、ぎりぎりでも明後日くらいまでのことしか考えてないんです!」
きたのひなこ
26歳 1996年7月17日生まれ 北海道出身 2013年乃木坂46の2期生オーディションに合格し、2014年より正規メンバーとして活動。2022年乃木坂46を卒業。ドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』(朝日放送テレビ・テレビ朝日系)にレギュラー出演中。舞台『ダリとガラ』(東京公演3月2~12日、大阪公演3月24~26日)に出演予定。そのほか最新情報は公式Instagram(@kitanohinako_official)にて
写真・木村哲夫