【アンケート】「担任になってほしくないドラマの先生」2位の「金八」武田鉄矢を抑えた1位の超人気俳優は？

 

　4月からフジテレビ系「月9」枠で、木村拓哉主演の『風間公親－教場0－』が放送される。スペシャルドラマとして過去2回放送された『教場』シリーズの連ドラ化だ。神奈川県警の警察学校を舞台に、木村が冷徹な教官を演じる。

 

　警察学校は異色だが、これまで学校を舞台にした「学園もの」ドラマは多くつくられてきた。そこでは、人気俳優が、怖い教師やウザい教師を演じているものも多い。そこで本誌は「担任になってほしくないドラマの先生」アンケートを実施。過去の名作ドラマで教師を演じた10人の俳優を対象に、「『担任になってほしくない』と思う教師役を演じたのは誰？」を、全国の男女500人にきいた。

 

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　トップ5から見ていこう。

 

「担任になってほしくない」は4・5位が46票で並んだ。

 

　まずは、『スクール☆ウォーズ』（TBS系・1984年）でラグビー部監督の教師を演じた山下真司。選ばれた理由は

 

「単純に、スポコンは嫌いなんです」（40代女性・静岡県）
「精神論ばかりで、今の時代には合わない」（40代男性・神奈川県）

 

　当時、ドラマを観ていたのは50代以上のはずだが、40代以下からの投票も多数。確かに、今の時代なら“炎上”確実だ。

 

　もうひとりは、禁断の「生徒との恋愛」を描き反響を呼んだ『高校教師』（TBS系・1993年）主演の真田広之。相手の生徒役は桜井幸子だった。

 

「生徒に恋愛感情を抱くなど、ありえません」（60代女性・岡山県）
「ファンタジーだとは思うが、倫理的にNG」（50代女性・長崎県）

 

　投票のうち、約3分の2が女性からだった。

 

　3位は78票で松本人志。『伝説の教師』（日本テレビ系・2000年）で、荒れ果てた学級を立て直す破天荒な教師を演じた。共演は中居正広。

 

「あまりにもふざけすぎていて、教師としてはふさわしくない」（30代男性・鹿児島県）
「あんな教師、身近にいたら怖すぎる」（30代男性・神奈川県）

 

　ドラマの教師役の評価より、芸人としてのイメージが強すぎるようだ。

 

　2位は86票で、なんと、金八先生。『3年B組金八先生』（TBS系・1979年～）の武田鉄矢が選ばれた。

 

「あまりに説教がましい。鬱陶しい」（60代男性・東京都）
「暑苦しい。自分とは性格が合わなそう」（40代女性・大阪府）
「生徒に寄り添う先生がすべて正しいとは限りません」（30代女性・静岡県）

 

　32年間にもわたって、断続的に制作された『金八』シリーズだが、意外にも「嫌い」な人が多い。投票の男女比はちょうど半々、年代別にみても、10代から60代までほぼ偏りがなかった。

 

　そして1位は99票で、2019年の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』（日本テレビ系）で教師を演じた菅田将暉。

 

「俳優は好きだが、教師役には合わない」（10代男性・東京都）
「ドラマとしては面白いが、実際にあんなことされたら、生徒は大迷惑です」（10代男性・茨城県）
「先生ではなく友達になりたい」（60代女性・福岡県）

 

　俳優としての菅田将暉や、ドラマの評価は高いものの、「教師としては疑問」ということのよう。また選択肢のなかでは、もっとも近年の作品ということの影響もあったようで、投票のうち約半数が10～20代だった。

 

　近年、学園ドラマが減少し、とくに熱血教師を主役としたドラマは「絶滅危惧種」とさえ言われる。学園もののメインターゲットである10代の若者のテレビ離れが、その原因とされているが、「令和の名教師」の登場に期待したい。

 

　6位以下は、次のとおり（年代は第1シリーズ放送年）。

 

6位　36票　天海祐希『女王の教室』（日本テレビ系・2005年）

 

7位　33票　阿部 寛『ドラゴン桜』（TBS系・2005年）

 

8位　28票　水谷 豊『熱中時代』（日本テレビ系・1978年）

 

9位　26票　反町隆史『GTO』（フジテレビ系・1998年）

 

10位　22票　仲間由紀恵『ごくせん』（日本テレビ系・2002年）

( SmartFLASH )