エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

山本高広のモノマネの作り方「フレーズが僕の頭の中にバーン!」ホリとの創作の違いが明らかに

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.20 11:00 最終更新日:2023.02.20 11:00

山本高広のモノマネの作り方「フレーズが僕の頭の中にバーン!」ホリとの創作の違いが明らかに

写真:アフロスポーツ

 

 2月17日放送の『ラヴィット!』(TBS)で、パスタチェーン店『ジョリーパスタ』のメニューのなかから、ミシュランシェフが美味しいと思うメニューをランキング形式で発表していました。

 

 同コーナーではジョリーパスタのサイドメニュー売上トップ3もVTRで紹介。それを山本高広さん、古賀シュウさん、おばたのお兄さんなどがモノマネの寸劇をはさみながら発表していきました。

 

 

 そのVTRで筆者が注目したのが山本高広さん。おばたのお兄さんは小栗旬さん、古賀シュウさんは浜口京子さんと、自身が得意なモノマネをやっていました。しかし山本さんは、得意な高橋克典さんのモノマネもやりながら、あまり見たことのない田原総一朗さんもやっていたのです。しかも完成度が高く、めちゃくちゃ似ていました。

 

 筆者は以前、山本さんにモノマネの生み出し方についてお話を伺っています。

 

「周りに言われて気づいたんですが、僕は単発でマネされやすいフレーズが多いんです。織田裕二さんの『キターー』『ずっちーな』、ケイン・コスギさんの『パーフェクトボディ!』、ジローラモさんの『女~』とか。

 

 モノマネができるときって、対象者を見て、まずフレーズが僕の頭の中にバーンと入ってくるんですよ。そのフレーズを生かす構成で作っていきます」

 

 インパクトのあるフレーズが頭の中に浮かんだ地点で、「このモノマネはウケる」とわかるものなのでしょうか。

 

「わかるというより、自分が笑っちゃってるんですよ。ケインさんも深夜の番組をたまたま見てたら、『腹筋、胸筋、上腕筋すべて鍛えればパーフェクトボディ!』って言ったんです。

 

 そのときに『パーフェクトボディって何?』と思って(笑)。実は、ケインさん本人は言ったことを全然覚えてなかったそうなんですが、今は僕より『パーフェクトボディ!』ってやってます」

 

 インパクトがあると言えば、織田裕二さんのモノマネフレーズの『ずっちーな』でしょう。

 

「昔、ホリさんに『織田さんがドラマで『ずっちーな』って言ってたの知らない?』と聞かれて。そのとき、僕は知らなかったんですよ。それを僕が織田さんのネタを考えているときに思い出して、とんねるずさんの番組内の企画『2億4千万のものまねメドレー選手権』でやりました」

 

 筆者が以前、ホリさんに取材した際にお聞きしたのは、実際には本人はフレーズを言ってなくて、ホリさんが創作したものが多いと話していました。しかし、山本さんの場合は真逆だと言います。

 

「僕は、絶対に本人が言っているフレーズを使います。ただ、見せ方は作っているんですけど。たとえば、『肩がぶつかって喧嘩を売るんだけど、めちゃくちゃケンカが弱い渡部篤郎』というネタで『こいよ』というフレーズがあるんです。

 

 この『こいよ』は、渡部さんは実際にドラマで言ってるんですが、ケンカのシーンではないんです。だから本人は『俺はそんなこと言ってねぇよ!』と言うんですが(笑)」

 

 同じモノマネ芸人さんでも、作り方は人それぞれで、創作面においてはモノマネをしないんですね。

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る