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遠野なぎこ「3度めの結婚」に婚活女性たちが “悔し涙”…噴出する「バツありモテモテ説」を専門家はどう見る?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.28 16:00 最終更新日:2023.02.28 16:00

遠野なぎこ「3度めの結婚」に婚活女性たちが “悔し涙”…噴出する「バツありモテモテ説」を専門家はどう見る?

 

 2月22日、情報番組『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、遠野なぎこ(43)が結婚を発表した。相手は2022年1月に、マッチングアプリで出会った一般人だという。

 

 出会いから1カ月半の超スピード婚だった。また遠野は、2009年5月に一般男性と結婚し、2カ月後に離婚。2014年5月にBARの経営者と再婚したが、55日間で離婚。今回で3回めの結婚となる。

 

 

 このニュースを見た婚活中のアラフォー女子3人は「バツあり女子のほうがモテることも……」と言い、婚活の苦労を語ってくれた。

 

 目下婚活中の鈴木雅美さん(仮名)は、遠野なぎこと同じ43歳。結婚歴はなくいまだ独身だ。雅美さんは遠野さんの3回めの電撃婚のニュースを見て「この年で、結婚経験がないのは正直厳しい」と、力なく笑う。

 

 雅美さんは29歳から婚活を始め、今は結婚相談所と婚活アプリを利用している。外資系の企業で働き、年収は500万円超。身なりもきちんとしていて、とてもお独り様には見えないが……・。

 

「もう恋人は8年いないです。結婚相談所とアプリで毎週、誰かと会っているけど、よくて2回めにデートに誘われて終了。交際にはなかなか発展しません」

 

 雅美さんが登録しているアプリには、バツイチ子持ちの友人と一緒に登録したというが、友人はもうすでに退会しているという。

 

「入会して3カ月で、アプリで出会った人と結婚が決まったんです。信じられません。私のほうが稼いでいるし、彼女は連れ子もいるのに、そこそこのスペックの同世代と結婚したんです」

 

 後日、友人に結婚の決め手を聞くと、男性側から「子供は好きだけど、今から妊活はハードルが高い。なので、子供がいてもまったく気にならない」と言われたそうです。

 

 また、つい先日、婚約破棄になってしまったと話す峯田きこさん(37歳・仮名)も「アラフォー婚活市場において、バツは有利かも」と語る。きこさんは婚約まですませ、いざ両親への挨拶となったところで難色を示されたという。

 

「相手の両親から、『独身期間が長い女性と暮らすのは大変』『その年齢なら、結婚経験がある人のほうがいい』と言われ、彼も言いくるめられてしまったようです」

 

 きこさんは、たしかに一人暮らしも長いが、家事は得意で貯金も十分にある。だが、妊活の面に加え、結婚・同棲経験がない点が大きなマイナスとされてしまったらしい。

 

「まさか、そんなところを突かれるとは思わなかったからびっくり。彼からポツリと『バツありなら親も納得したのかなあ』と言われて悔し涙が出ました。もったいぶらずに、20代のとき、一度でも結婚しておけばよかったです」

 

 真鍋友梨さん(41歳・仮名)も「初婚だからよしとされるのは20代まで」と言い切る。友梨さんは、いい人がいれば結婚したいと、飲み会や交流会に積極的に参加しているが、行く先々で、未婚の自分に劣等感を感じるそうだ。

 

「そもそも離婚してる人が多いからか、飲み会では離婚した同士で盛り上がったりします。バツイチ同士でくっついた話はよく聞くし、バツなし女性はいまいち話が進展しないことが多いかも。『1回も結婚したことないの!?』なんて言われてしまうこともありますから」

 

 友梨さんが独身なのは、20代30代のころに結婚願望がなく、仕事に没頭していたからだと言うが、いくら説明しても “何か問題ある人” と思われてしまうことが多いそうだ。

 

「言われてみたら、私も45歳の未婚男性と離婚経験のある男性なら、バツ男を選ぶかもしれないです(苦笑)。結婚した=認められた経験があるって、どこかで思ってしまうのかもしれません」

 

「婚活界の松岡修造」「歩くカップル製造機」の異名を持つ婚活コーディーネーター・タレントである荒木直美さんに、真相を聞いてみたところ……。

 

「婚姻経験の有無が婚活の優位を決めるかというと、私の経験からはそういったことはないですね」ときっぱり。

 

「3人の女性たちは、相手が見つからない理由をそうもっていきたいのではないでしょうか? ハイスペックで、貯金もある私がなぜ選ばれない? いろいろ考えすぎて、1周回った結果、“婚姻歴” に落ち着いたような感じがします」

 

 婚活イベントで誰にも選ばれなかった男性が「時間がなかった」と言い訳することが多いそうだが、それも同じだという。

 

「時間がなかったからではなく、選ばれる要素が足りなかったからです。ほかの人がカップルになっているのがいい証拠です。婚姻歴のない同世代の女性もたくさん選ばれているわけですから、へんなバイアスを自分に押しつけて、これ以上、迷走しないことを祈ります。要は、選ばれる女性になっているかどうかです」

 

 荒木さんは、婚活で選ばれやすい40代の女性に必要なのは「相手を思いやれる」「相手の価値観を尊重し、自分と少し違っても歩み寄れる」「年齢と比例した社会性を身につけている」の3つだと話す。スペックや容姿や貯金ではなく、しっかりとした金銭感覚と優しい性格、かわいげのある人間性が重要だという。

 

「年齢とキャリアを重ねた女性によくある、頑固で自分の主義主張を曲げないタイプは “GO TO 未婚マーケット” です。一度結婚したから魅力があるわけでもないし、『婚歴(バツ)があるかどうか』は、婚活がうまくいくかどうかのモノサシにはなりません。

 

 間違ったバイアスで発生した『未婚の劣等感』にさいなまれるより、1人で立派に生きてきた人生への肯定感を持てば、婚活の流れは変わるはずです」

 

取材&文・緑茶ハイ子

( SmartFLASH )

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