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『相棒21』寺脇康文と及川光博の初タッグにファン感涙…シリーズのフィナーレでは “歴代相棒” 勢揃いするかも

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.03.15 11:00FLASH編集部

『相棒21』寺脇康文と及川光博の初タッグにファン感涙…シリーズのフィナーレでは “歴代相棒” 勢揃いするかも

 

 今夜、シーズン21の最終話を迎える水谷豊寺脇康文主演の『相棒』(テレビ朝日系)。

 

「最終回スペシャル前篇」と題され、先週水曜に放送された第20話は、初代相棒にして現相棒である亀山薫(寺脇)と、2代め相棒の神戸尊(及川光博)が初対面するというファン垂涎の回となっていた。

 

 

 神戸はレギュラー卒業後もたびたび登場しており、3代めの甲斐享(成宮寛貴)、4代めの冠城亘(反町隆史)とも対面していた。しかし、亀山はレギュラー卒業後、今シーズンで復帰するまで登場していなかったので、長いシリーズのなかでも歴史的なエピソードだったと言える。

 

 特に第20話のラストは、杉下右京(水谷)を先頭に、その左後ろに亀山、右後ろに神戸が続いて颯爽と出動するシーンとなっており、絵的なグリップ力がすさまじかった。

 

■2代め・神戸は初代・亀山にライバル心を抱いている?

 

 亀山と神戸の初対面シーンなど、一緒の画面に映っているだけでもファンにはたまらなかっただろうが、お互いをどう思っているのかにも注目が集まっていた。

 

 別々のシーンで、亀山は妻から神戸の印象を尋ねられ、「ルックスでは俺が勝ってる」と冗談っぽく語る。

 

 一方の神戸は、警視正・大河内(神保悟志)とバーで酒を酌み交わしながら、「亀山薫には会ってみたかったんで、その機会をうかがっていたのは確かです」と吐露。

 

 そして、大河内から亀山と会った感想を聞かれると、「まだわかりませんよ。これからしばらく一緒に過ごしてみて、それからですね、感想は」と評価を保留していた。

 

 この回の終盤で、神戸はかつて右京から「君は亀山君の代わりにはなれません」と言われたときのことを回想していたので、どちらかというと神戸のほうが亀山を強く意識している様子。

 

 端的に言うと、神戸は亀山にライバル心を抱いているのだろう。

 

 甲斐や冠城に対する想いとはまた違う感覚で、自分より前に長年右京の相棒をしており、14年のときを経て今また再び右京の隣のポジションにいる亀山に、ちょっとしたジェラシーを感じているのかもしれない。

 

 第20話はそんな神戸の複雑な心情が垣間見れた貴重なエピソードだったと言える。

 

 今夜放送の最終話では、保留していた亀山への感想を神戸が語るシーンが見られるだろうから、神戸が亀山をどう評するかは見ものである。

 

■ファンが待ち望む “歴代相棒” 全員集合の実現度を考察

 

 ここからは『相棒』シリーズの今後について考察していきたい。

 

 水谷豊が現在70歳であるため、『相棒』シリーズの終了が近いのではと囁かれている。

 

 

 今シーズンから初代相棒の亀山が復帰したのは、原点回帰で有終の美を飾るためだろう。右京・亀山コンビであと何シーズン放送されるか定かではないが、シリーズ終幕はそう遠くないかもしれない。

 

 となると、気の早い話ではあるが、『相棒』シリーズのグランドフィナーレがどうなるかを予想している人も少なくないはず。そして、多くのファンが期待するのは “歴代相棒” が全員集合する絵面ではないだろうか。

 

 右京と亀山に加え、2代め・神戸、3代め・甲斐、4代め・冠城が揃い踏みで事件解決に挑むなんて展開は、想像しただけでもワクワクする。右京、亀山、神戸、甲斐、冠城の5人が横並びで闊歩するなんてシーンは、ファンからすれば夢のようだろう。

 

 及川演じる神戸は今回出演しているので実現性は高いし、反町演じる冠城もシリーズのフィナーレとなれば駆けつけるに違いない。

 

 現在、冠城は公安調査庁にいる設定なので、事件の内容次第で自然に絡ませることができるだろうし、水谷と反町はプライベートでも親交が深いのは有名な話なので、冠城再登場の可能性は非常に高い。

 

 ここで問題となるのが、成宮が演じていた甲斐。ダブルの問題を抱えているからである。

 

 まず、演じている成宮が芸能界を引退しており、現在は本名の平宮博重として公式サイトやInstagramを開設しているものの、俳優活動はおこなっていない。

 

 また、劇中の甲斐は、警察の追及を逃れた犯罪者に制裁を下す「ダークナイト事件」を起こし、懲戒免職となってしまっているのだ。

 

■成宮寛貴問題も『相棒』なら特例で乗り越えられる?

 

 演じていた役者が引退しており、劇中のキャラは逮捕されてしまったため、再登場のハードルがもっとも高いのは言わずもがな。

 

 だが、筆者は個人的に、それでも甲斐再登場で5人全員集合のフィナーレの実現度は、意外と高いと思っている。『相棒』ほどのモンスタードラマのグランドフィナーレとなれば、特例としていろいろなハードルを飛び越えられそうだからだ。

 

 番組のジャンルは違うが、2014年の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)最終回で、タモリを囲んで明石家さんま、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、爆笑問題、ナインティナインが舞台上で勢揃いしたのは、今でもテレビ界の伝説として語り草となっている。

 

 共演NGと噂され、タブーと思われていたダウンタウンととんねるずの絡みが見られたことは、タモリの人徳がなせる業だったと言えるが、『相棒』でも水谷の人徳により成宮問題を吹き飛ばせる気がするのだ。

 

 もし成宮に芸能界的なしがらみがあったとしても、『相棒』というモンスタードラマのフィナーレとなれば特例として認められそうだし、成宮自身も恩義のある水谷のためなら限定復帰してくれるのではないだろうか。

 

 劇中の甲斐は懲戒免職されているため刑事復帰はないだろうが、私立探偵やジャーナリストになっていて事件解決に協力してくれるなんて設定ならば十分可能。

 

 また、甲斐は回想シーンでは何度か登場しているし、何よりシーズン17では甲斐の父である警察庁長官官房付・警視監の甲斐峯秋(石坂浩二)が、罪を犯した息子の再起を願う気持ちを語るシーンもあった。

 

 これをキャストやスタッフが成宮にあてたメッセージと受け取るファンも多く、要するに甲斐再登場の伏線はばっちり張られているのである。

 

 ――グランドフィナーレの “歴代相棒” 全員集合を妄想しつつ、ひとまずは今夜放送のシーズン21の最終話を楽しみたい。

堺屋大地

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』に恋愛コラムを連載中。ほに『現代ビジネス』『文春オンライン』『集英社オンライン』『女子SPA!』などにコラムを寄稿

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