木村文乃が再婚＆妊娠 「古くからの友」と結ばれた女性が語る本音「『恋人はお互い、外で』と提案されました」

 

　3月11日、女優の木村文乃（35）の結婚と妊娠が「週刊文春」で報じられた。お相手は一般男性で、古くからの友人ということもあり、心を許せる存在だという。木村は2016年に一般男性と結婚するも、2019年に離婚。今回の結婚は再婚となる。

 

人妻の間も友人としてつき合っていたが、離婚後、2人はいつしか恋愛関係に発展したということなのか……。「男女に友情は成立するのか？」は白熱するテーマだが、実際に“古くからの友人”と再婚した夫婦に話を聞いた。

 

【関連記事：『＃家族募集します』重岡大毅と木村文乃の恋愛展開に「期待しない」理由】

 

10年以上の友人関係
「恋人じゃなかったからこそ、すぐに家族になれた」

 

　埼玉県在住の専業主婦、間中えりさん（32・仮名）は、もともとはバツイチ子持ちだったが、2022年、10年以上の友人関係を続けていた男性と再婚した。

 

「今の夫は高校時代の同級生です。これまで1回も、つき合ったことも、肉体関係を持ったこともない、ごく普通の友達で、結婚する前は毎月のように飲みに行くような関係でした」

 

　結婚と出産を経て、会う頻度は減ったというが、LINEなどで連絡を取り合っていたそうだ。

 

「男女の関係がないからこそ、なんでも気軽に話せる間柄でした。子育ての愚痴や、女友達には言いたくない夫との離婚問題も、親身になって聞いてくれました」

 

　円満だった友人関係が、“恋愛”へ発展したのは、彼のひょんなひと言だった。

 

「彼の会社の社長は古い考えらしく『結婚してこそ男は一人前』みたいなところがあって、独身には厳しいそうなんです。結婚したら転勤もないし、祝い金も出るし、何より出世が見込める。彼は出世欲はあるのに、彼女がずっといなかったんです。それで私に酔った勢いもあったのか、ゆるい感じで『結婚しない？』と言ってきたんです」

 

　えりさんは、別れた夫から養育費はもらっていたものの、ワンオペ育児に疲弊していたときだった。

 

「彼の会社は、扶養家族にも手当があついんです。正直、専業主婦になって子育てに専念したかったので、私もノリで『結婚しよう！』ってなりました」

 

　今まで恋愛感情を抱いたことがない友人との、いきなりの結婚に、周囲から冷ややかな目で見られてしまうことも多かったそうだが……。

 

「逆に恋人じゃなかったからこそ、すぐに家族になれました。性の対象として見たことがなかったからかな（苦笑）。長いつき合いだったので、お互いの性格をよく知ってるうえに、別に恋心もなかったからか、言いたいことも遠慮しないで言えますし。

 

　夫婦生活が始まっても、とくに関係は変わらないし、幻滅することはなかったですね。何より、私が失敗した経験があったから、というのも大きかったと思います。だから、木村さんの結婚と妊娠の報道を見て『うまくいくだろうなぁ』と思っています」

 

大学のサークル仲間と結婚
「長い期間、異性として意識していなかったせいか、すぐSEXレスに」

 

　反対に、「やっぱり結婚は、ときめく人とするべきでした」と話してくれたのは、横浜在住でデザイン関係の仕事をしている崎村京子さん（37・仮名）だ。

 

　彼女は現在、結婚して5年めとなる夫がいる。飲食店経営の夫とは、大学時代のサークル仲間だった。子供はいない。

 

「大学卒業と同時に結婚して、1年で離婚。その後、仕事に没頭しました。27歳くらいから本格的に婚活をしていましたが、同等のキャリアの男性とのマッチングは難しいし、だからといって、自分以下の男性とは絶対に結婚したくなかったんです。自分でいうのもあれですが、私はバリキャリの部類だったので……」

 

　半ば婚活をあきらめていたころに、大学のサークルの同期会があり、同じく婚活中だったいまの夫と意気投合。その後、2次会で「俺、けっこう優良物件だよ」と、告白されたそうだ。

 

「夫もハイスペックだから、婚活したらお金目当てみたいな女性しか寄ってこなくて、婚活疲れをしていたそうなんです。私は最終学歴も同じだし、子供ができても共働き希望、お互いを知り尽くしてることもあったので、少し悩みましたがOKしました」

 

　両親も大喜びし、周囲からも祝福されたが、結婚1年足らずで状況は変わってしまう。

 

「SEXレスですね……。まぁ、籍を入れる前に一応、やることはやったんですが、やっぱり長い期間、異性として意識していなかったせいか、ぎこちない感じが最後まで抜けませんでした。それに加えて、私が妊活を提案したことで、彼が拒否反応を起こし、完全にSEXレスになってしまいました」

 

　SEXレスとはいえ、それ以外の生活はなんの支障もない。だが、京子さんは「じつは彼からある提案をされて……。それがきっかけで、最近はすごくすれ違ってます」と、苦笑いをする。

 

「夫に『僕らにやっぱり恋愛感情は無理だな。恋人はお互い、外で作らないか？』と、真剣に提案されました。

 

　私に魅力がないわけでもないけど、『ちょっと違うよね』と苦笑されて……。でも、いまの生活には満足しているそうで、離婚するつもりはないみたいです。最近は、彼との結婚が本当に正解だったのか自問自答しています」

 

　京子さんは木村の結婚報道を見て「子供ができているし、共通点は長年の友人と結婚したという点だけですが、私はやっぱり友人と結婚すべきではなかったと思いますね」と、後悔の念を語る。

 

　スポーツ紙の取材に「たくさんのありがとうと、ごめんねを伝えていける関係です」とコメントを寄せた木村。初夏に第1子を出産予定だというが、長い友達関係から恋愛を経て結婚に至った2人には、多くの祝福のコメントが寄せられている。

 

（取材＆文・緑茶ハイ子）

( SmartFLASH )