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【1980年代ドラマの人気女優たち】『ヤヌスの鏡』杉浦幸「山下真司さんに投げ飛ばされるシーンも…生傷が絶えなくて」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.18 06:00 最終更新日:2023.03.18 15:07
当時、16歳だった杉浦幸は、『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系・1985年)で、真面目な優等生がふとした拍子に不良少女へと変貌してしまう女子高生を演じ、鮮烈なデビューを飾った。
「私は芸能人になりたかったわけじゃなく、主演のすごさもわかっていませんでした。それでも、いまだに覚えてくださっている方が多いのは嬉しいですね」
撮影は、連日、深夜にまで及ぶなど、過酷をきわめた。
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「ふだんは使わない独特な言葉遣いが多くて、たいへんでした。昼と夜で演じ方も違い、日中はスタジオで、夜はけんかのシーンが多く、明け方まで青山通りを走っていました。教師役の山下真司さんに投げ飛ばされるシーンで、コンクリートに首を強く打ったり、生傷も絶えなくて……」
撮影中に歌手デビューも果たし、当時の睡眠時間は2~3時間。20歳で大手事務所をやめてからは、パチンコ番組など、バラエティを中心に活動してきたが、近年は映画や舞台に出演し、2023年1月には都内でデビュー35周年ライブを開催した。
「若いころは、与えられたことを必死にこなしていたけど、いまは運を動かせている気がして、毎日が楽しいです」
すぎうらみゆき
1969年生まれ 東京都出身 『ヤヌスの鏡』でデビュー後、翌1986年にはシングル『悲しいな』で歌手活動を開始。4月5日に国立劇場でおこなわれる舞台『賀の祝い』に出演。4月9日には、2年延期になっていたデビュー35周年記念ライブの大阪公演を開催
取材&文/栗原正夫