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【『タモリ倶楽部』終了】マニアック出演者が語る思い出 「トワイライト写真家」が感じたタモリの番組への“姿勢”

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.03.30 06:00FLASH編集部

【『タモリ倶楽部』終了】マニアック出演者が語る思い出 「トワイライト写真家」が感じたタモリの番組への“姿勢”

『東京トワイライトゾーン』を担当した滝本淳助氏

 

 タモリ(77)が司会を務める、深夜の名物バラエティ番組『タモリ倶楽部』が3月31日に最終回を迎える。

 

 1982年10月に放送を開始し、2022年で40周年を迎えた同番組では、さまざまなマニアックなテーマを取り上げてきた。2017年10月、本誌は「空耳アワー」と並ぶ番組初期の人気コーナーだった『東京トワイライトゾーン』を紹介。同コーナーのレギュラー出演者だったカメラマン・滝本淳助氏に当時のエピソードを訊いた。

 

 

 滝本氏は、1988年にスタートした『東京トワイライトゾーン』に「トワイライト写真家」として、後に『孤独のグルメ』でブレイクした作家の久住昌之氏とともに出演していた。

 

「もともと、久住さんと僕が組んで仕事をしていたのがきっかけでした。『スーパー写真塾』や『写真時代Jr.』といった、投稿写真が中心のアイドル雑誌で、写真マンガのような異質なページを作っていたんです。その流れで、2人でユニットのように仕事を引き受けたのかもしれません」

 

 投稿をもとに、都内の珍スポットを探訪するという内容で、2年間も続く人気企画となった。

 

「たしか最初は、四谷三丁目駅のベンチの背もたれに、人の頭のようなシミがべったりとできていて、それを見に行きました。すぐにコーナーのおもしろさを理解できて、自分でも撮影にのめり込んでいきましたね。後期になってくると、投稿を頼りに行ったのに、たいしたスポットでなかった、ということもありました。でも、そこはタモリさんのトークの技術でクリアして、成立したような部分もあります」

 

 滝本氏は、タモリの番組に取り組む“姿勢”を感じた瞬間があったという。

 

「コーナーに慣れてきた僕らが、ギャグを言うようになったんです。そうしたら、ディレクターに『そういうのは求めてないから』と、やんわりダメ出しされました。いま思うと、あれはタモリさんの意思だったような気がしますね」

 

 人気コーナーをきっかけに、滝本氏の人生は大きく変わった。撮影依頼や対談、インタビューなどの仕事が急に増え、アーティストとしてデビューも果たした。ちなみにコーナーは終わったが、現在も滝本氏はTwitterなどで、トワイライトな写真を紹介し続けている。

( SmartFLASH )

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