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「みきママ」が離婚発表 “稼ぐ妻”と離婚、シンパパとなった男性の苦悩「世間の目は痛かったです」

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.04.03 17:50FLASH編集部

「みきママ」が離婚発表 “稼ぐ妻”と離婚、シンパパとなった男性の苦悩「世間の目は痛かったです」

料理研究家として人気のみきママ(本人のInstagramより)

 

 3人の子供を育てる人気料理研究家で、タレントの「みきママ」こと藤原美樹さん(43)が、3月25日に離婚を発表した。

 

 みきママの日常やレシピを紹介するブログの平均PVは、1日180万を超え、いままでに出版したレシピ本の累計発行部数は250万部以上、という驚異的な人気だ。ただレシピを紹介するだけではなく、3人の子どもを含めた家族5人の仲むつまじい様子がつづられていたことも人気の秘訣だった。

 

 

 多忙なみきママを支えていたのは、夫だった「はやパパ」。2人は旅行代理店勤務時代に出会い、みきママが料理研究家として人気が出始めたころ、はやパパは会社をやめ、マネージャーを務めてきたのは有名な話だ。そんな2人の突然の離婚発表と、はやパパの “シングルファザー” 宣言に、世間はざわついた。

 

「レベルが違うのは承知のうえですが……」と、重たい口を開いてくれたのは小畑達也さん(36・仮名)だ。小畑さんも、いわゆるキャリアウーマンの奥さんと離婚した経験者である。

 

「みきママほどの稼ぎも知名度も、もちろんありませんが、彼女は年収1400万円ほどありました」

 

 3歳年下の小畑さんの元妻は、幅広くマーケティングとコンサルティング業を手がけていたという。

 

「結婚した当初、彼女はフリーターでした。子どもも生まれたので、しばらく専業主婦だったんですが、『少しでも僕を助けたい』という気持ちで始めた、ネット関連のマーケティングが大当たり。どんどん月収が上がり、僕よりも稼げるようになると『立場を交代したい』と言われました」

 

 専業主夫になることに抵抗があった小畑さんは、共働きの提案をしたが、元妻のプレゼンに、言い返す言葉がなくなってしまったという。

 

「どう計算しても、彼女が働いたほうが世帯年収が上がるんです。仕方なく、僕が会社をやめて雑用などをこなし、家事を全面的にサポートする、という生活が始まりました」

 

 だが、その生活は「地獄だった」と話す。

 

「専業主夫になって、すぐに新築マンションに引っ越したんですが、どうしても好奇な目で見られるんです。会社をやめるときも『いいなぁ、俺もカミさんに食わしてもらいたいよ』などと上司に嫌味を言われたし、妻の仕事のサポートをするから、完全に働かないわけではない、といくら説明しても、世間からみたら“ヒモ”みたいに見えるんですよね……」

 

 子どもの送り迎えやスーパーなど、行く先々で「イクメンですね!」「奥さんが働き者で、いいですね!」と言われ続け、毎日、モヤモヤしていたという小畑さん。

 

「子どもが小学校に上がるとき、僕も復職を考えて妻に相談したんです。そうしたら『月々20~30万円しかもらえないんだから、働かなくてよくない?』と言われて。月に100万円以上稼げる彼女からしたら、わざわざ週に5日も外に働きに行って、それしか稼げないのなら意味がないと。『もう少しお小遣いあげようか?』とまで言われてしまい……」

 

 そこで、小畑さんは限界に達してしまったという。

 

「自分の人生、さすがにこれではよくないと思いました。そこまで稼げる才能がなくても、自分はヒモ気質じゃないし、多少なりともプライドだってありますからね」

 

 勇気を出して、自ら離婚を切り出したところ、あっさりOK。子供の親権でも、まったくもめなかったそうだ。

 

「悲しくなるほど子どもに執着がなかったので、さすがに不憫に思いました。もうずっとシンパパ状態だったし、子どももとくにストレスは感じなかったようですが、世間の目は痛かったです」

 

子どもを学童に預けて復職したというが、仕事が決まるまで「10カ月以上かかりました」と苦笑する。

 

「妻の会社の経理や面倒な雑用をしていたのですが、身内の仕事の補助だったせいか『楽な仕事をしていた』みたいに思われて、まったく評価されませんでした。

 

 あっちのほうが稼いでいるので、養育費はもらっているんですが、その話も突っ込まれて『元奥さんがしっかりした人でよかったね』『別れないほうがよかったんじゃない?』なんて、余計なお世話もよく言われました」

 

 ここ数年、シングルファザーは増えてきているが、それでも世間の風当たりは「厳しい」と感じるという。

 

「まだ、世間的には『子どもは母親が育てる』という考え方が根強くあるんだと思います。子どもに『友達のママに、“パパと暮らしてるの、すごいね。ママ、何かあったの?”と聞かれたよ』なんて言われたこともありました。父親が子どもを引き取っている、イコール、なぜ? と思う人が多いんですね……」

 

 今回、小畑さんはみきママの離婚報道と自分自身の体験を重ねて、「たいへんだろうな」と感想を漏らす。

 

「はやパパさんは知人だけでなく、ネット上でも言われ放題でしょう。僕みたいな、一般人の狭いコミュニティで生きている人間ですら、シンパパになって『きっついなぁ』ということがたくさんあったので。何があったのかは本人たちにしかわかりませんが、そっとしておいてあげてほしいな、とおせっかいながらも思います」

 

 現在、小畑さんの仕事は順調。再婚はいっさい考えていないという。

 

 みきママ元夫妻は、まだ同居も続けている状態だという。とにかく子どもたちのことを、最大限に考えてあげていただきたいものだが……。

 

(取材&文・きよのじゅん)

( SmartFLASH )

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