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カブキロックス・氏神一番 デビュー時の契約金は「1億3000万円」だった! 【伝説の“イカ天バンド”に会いたい!】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.16 06:00 最終更新日:2023.04.16 06:00
FLYING KIDS、BEGIN、人間椅子ほか、数多くの人気バンドを生んだ『いかすバンド天国』(TBS系)。本格派からイロモノまで、平成の音楽シーンに伝説を残したアーティストたちの今を直撃だい!
今回話してくれたのは、 (仮)イカ天キング(1989 年10月14日出演)、「カブキロックス」のボーカル・氏神一番だ。
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■戦略が当たりすぎて大儲け!?
「10月から『イカ天』が全国ネット放送になる。お前らはその一発めの目玉にしたい」
『イカ天』のブッキングマネージャーから連絡を受け、氏神一番は快諾した。
「原宿のホコ天で顔を白塗りにして歌謡曲をグラムロックにアレンジして歌うバンド『ヒステリック・グラマー』に、拙者が加入する形で『カブキロックス』が誕生しました。バンドで山本リンダの『どうにもとまらない』や西城秀樹の『薔薇の鎖』とかやっていました」
氏神一番は戦略を練った。「元禄3年結成。300年の時を超えて江戸時代からやってきた」というコンセプトだ。
「『イカ天』は音楽番組ではなく音楽バラエティだからシャレが必要だと考えたわけです。その戦略が当たりすぎて、デビュー時の契約金が1億3000万円! TBSの番組広告塔にもなった。でも、ブームがすぐに終わるのはわかっていたので、映画やNHKのドラマに出演したりMCをやったりして、現在に至りまする。バンドメンバーとは喧嘩するほど仲よくないので(笑)、解散の危機などなく、来年は35周年を迎えます!」
※イカ天バンドの人気曲を新録したCD『イカ天オムニバスアルバム2023』が発売中
写真・木村哲夫、長谷川 新