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ホリエモン、ひろゆき、茂木健一郎から批判続々…“カリスマ教育ママ” がチャットGPTめぐり「12歳まで完全隔離して」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.17 19:50 最終更新日:2023.04.17 19:50
ここ数日、対話型AI「チャットGPT」をめぐり、“カリスマ教育ママ” の発言が、SNS上で物議を醸している。
ことの発端は、4月12日に公開されたNewsPicksの討論番組。「チャットGPTは教育の敵か味方か」というテーマで、4人の子供を全員東大理科三類に現役合格させた佐藤亮子さんは、「最初からチャットGPTがつくった文章ばかりというのはまずいと思っている」と持論を展開した。
続けて、「教育で使うなら、12歳までと、中高と大学、一般人とわけないとダメ。12歳までは完全隔離にしてほしい。触っちゃいけない。(子供は)何にも知らないのに。今までどおりアナログで育てて。逆にいま、タブレットなんか全部捨ててほしいんですよ」とまで主張した。
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だが、この発言に対し、13日にはホリエモンこと堀江貴文氏が、自身のFacebookで《こいつバカでしょ笑》と噛みついた。《まあつまり自分の子供の自慢である東大理3とか簡単にAIが受かるようになってしまうのが嫌なんだろうな》とも分析している。
堀江氏の発言が報じられると、16日には実業家・ひろゆきもTwitterで参戦。《最近の研究だと「勉強を努力出来る才能」も遺伝という説が強いです。成功した教育ママは、単に優秀な遺伝子の子供が産まれただけなのに、教育法に意味があったと思い込んでるだけの可能性あるんですよね、、足立区の教壇に立って全員を東大に入れたとかなら尊敬します。》として、佐藤さんのスタンスに疑問を呈している。
続けて、脳科学者の茂木健一郎氏も、16日にTwitterで《全面的にホリエモンに賛成。日本の入試はRace to the bottom だから。》とツイートした。「Race to the bottom」とは、「底辺への競争」というネガティブな意味合いだ。
同日更新したブログでは、日本の入試について《通過したからと言ってたいした批評的思考は身につかない。》とバッサリ。《スマホもそうだけど、日本の中のある種の教育化石層は、やたらと新しいテクノロジーを嫌がる。だったら永遠に江戸時代の寺子屋教育でもやっていればいいと思う》と痛烈に批判した。
インフルエンサー3人から次々と批判的な意見を投げかけられた佐藤さんの発言だが、実際の教育現場は揺れている。
「チャットGPTは、ここ数カ月で急速に認知度が上がっており、4月には、開発企業『OpenAI』のアルトマンCEOが岸田首相と面会しています。まだ正確性に問題はあるものの、その便利さから、ビジネス面での効率化が期待されているんです。
一方で、読書感想文などが一瞬で作成できてしまうため、子供たちの思考力が養われない恐れがあるなど、教育における懸念も指摘されました。
文部科学省は現在、教育現場でのチャットGPTの取り扱いを示すガイドラインを検討しています。今後、このあたりの議論はますます活発になっていくでしょうね」(週刊誌記者)
教育現場にタブレット端末が持ち込まれたときも、賛否さまざまな意見が飛び交った。いつの時代も、新しい技術の導入は一筋縄ではいかないようだ。
( SmartFLASH )