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世界一有名な柴犬「かぼす」NFTで画像を売ったら4億7000万円!飼い主は「殺処分寸前で救われ、特別な使命が」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.23 06:00 最終更新日:2023.04.24 12:54

世界一有名な柴犬「かぼす」NFTで画像を売ったら4億7000万円!飼い主は「殺処分寸前で救われ、特別な使命が」

「Dogeミーム」で知られている、かぼすの写真

 

Twitter」の「青い鳥」が、一時的に柴犬に変わったのをご存じだろうか?

 

 4月4日、Twitter社CEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏(51)が、同社買収時の “ジョーク公約” を実現させたのだ。マスク氏自身も柴犬を飼っているが、ロゴに使われたのは今、「世界一有名な柴犬」ともいわれる日本の「かぼす」の写真。

 

 なぜ、ザ・日本犬が世界で人気になっているのか徹底取材した。

 

 

■海外で注目される「尻癖」「柴距離」

 

 そもそも「柴犬」とは日本原産の犬の一種で、日本でもっとも飼育されている。日本犬保存会(日保)によれば、飼育されている「日本犬種」のなかでも、じつに約80%を柴犬が占めている。

 

 日保事務局長の井上実さんに話を聞いた。

 

「極端なことを言うと、昔の柴犬のすべてが現在のような姿、形をしていたわけではありません。

 

 保存活動をしていた有志の方々が、1936年に島根県益田市で石州犬の『石(いし)』号を猟師の方から譲り受けたことが、現在の柴犬のルーツです。

 

『石』が交配をし、その子孫が繁殖していったのが、戦後の柴犬の血統。サラブレッドと同じで、現在の柴犬をたどると、この『石』に行き着きます」

 

 現在、世界から熱い眼差しを注がれている柴犬。しかし、国際的な発展は、早い段階から進んでいた。

 

「1989年ごろから台湾で柴犬の展覧会が始まり、それから米国、欧州でも開催されるようになり、日保からも必ず審査員を派遣しています。

 

 柴犬は飼いやすいんです。我々はよく『日本犬は “尻癖” がいい』と言います。要するに、排便を犬舎でしない。散歩で家の門の外に出てから用を足す。それくらい頭がよくて我慢強い。そして、病気になりにくい。柴犬は体が小さい点も魅力のようです」

 

 柴犬の「読み」についても、おもしろい話があった。

 

「日本犬の多くは『〇〇けん』と読むんです。でも、柴犬の場合は特殊な事情があります。

 

 1980年ごろ、日本から移住された方が、米国のサンフランシスコで柴犬の数を増やしていったんです。そのときに『しばいぬ』という呼び方で広がり、定着。

 

 日保では、その点を考慮して『しばいぬ』『しばけん』のどちらで呼んでもよいことにしました」

 

 性格的にも柴犬は「日本らしさ」があるという。

 

「柴犬だけでなく、日本犬に当てはまることですが、誰とでも仲よくする性格ではありません。柴犬の場合、“柴距離” といいますが、家族のなかでも一定の距離を保ちます。

 

 ベタベタせずに自立心がある。近いときは近いけど、離れるときは離れる。柴犬にもテリトリーがあるので、こちらが踏み込むと怒ります。賢いので噛むフリをするけど、噛むことはありませんね」

 

( 週刊FLASH 2023年5月2日号 )

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