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渋谷を熱狂させた「桐谷健太」渋谷でのスカウトは一度もなし
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.07 16:00 最終更新日:2017.08.07 16:00
うだるような熱さの中、熱中症にもめげず、浴衣で身を包んだ渋谷女子達は渋谷109の特設会場で、桐谷健太(37)の登場をいまかいまかと待ち続けた。
スタートから一時間半後、ついに桐谷が登場すると、黄色い声援に渋谷はつつまれた。
2017年8月6日、渋谷区の「渋谷盆踊り大会に」に桐谷がゲスト出演。CMでおなじみの浦島太郎スタイルで登場し、新曲「三太郎音頭」と大ヒット曲「海の声」を熱唱した。
渋谷でのエピソードを聞かれると、「10代20代はよく来ていました。スカウトされたいなと思っていましたが、一回もされませんでした」と明かし、「まさか浦島太郎の格好をして、ここで歌を唄うことになるなんて」と感慨深げだった。新曲を歌い終えると「渋谷サイコー」と叫んだ。
桐谷が代表曲の「海の声」を歌い始めると、渋谷に響き渡る彼の歌声に、会場脇を歩く若者や、観光客も思わず足をとめ、俳優らしからぬ美声に聞き入っていた。
桐谷の歌唱力は、多方面で評価されている。2016年5月には、第83回東京優駿日本ダービーにて13万人の前で国歌独唱の大役をまかされたほど。独唱後には、自ら購入した馬券を披露し、会場の笑いを誘うことも忘れていない。
桐谷が音楽を好きになるきっかけは、家族の影響によるようだ。「もともと音楽が好きな家族で、オトンは、シャンソンみたいなのをよく歌っていて、オカンと兄貴はアコギが弾けて、ようみんな歌ってました」と2016年にオリコンのインタビューに答えている。
高校時代は、バンドを組んでいた。ニルバーナやオジーオズボーン、ユニコーン、THE BOOMなどいろいろやったという。ただもっぱらドラムで、ボーカルはたまに担当した程度だった。
先述のインタビューでは、「20代後半になって初めて、いろんな人に『声がいいね』って言われるようになって」と明かし、本人はびっくりしたという。
桐谷は遅咲きの歌手デビューだったが、2016年の大晦日には、第67回紅白歌合戦に初出場を果たしている。このときは、NHKだからか、浦島太郎の格好ではなかった。
すっかりおなじみになった浦島太郎のイメージは、俳優桐谷健太の生活をすっかり変えたようだ。
「公園でバレて、知らない幼稚園児が『浦ちゃんだ!』と。僕を囲んで一緒に『海の声』を大熱唱してくれました。その後、園児たちを一人ずつ腕がパンパンになるまでだっこしてあげた」
こんなサービス精神あふれるエピソードを、「おしゃれイズム」(日本テレビ系)で披露している。
CMタレント好感度ランキングで、2015年、2016年と2年連続1位に輝いている桐谷。かつて渋谷で見向きもされなかった青年は、今や日本一の人気者だ。