三又又三が東京農業大学の特別講師に就任！初登壇での生徒の薄いリアクションを逆手に取る

 

　武田鉄矢さん演じる『3年B組金八先生』（TBS系）の坂本金八のモノマネでおなじみの三又又三さんが、今年の4月から東京農業大学の特別講師に就任しました。

 

　著名人の特別講師といえば、厚切りジェイソンさんが企業の特別講師をしたり、武井壮さんや小栗旬さんが大学で教えたりしていますが、いずれも番組の公開収録や映画のプロモーションだったりします。

 

　しかし、三又さんの場合、イベントやプロモーションなどは関係なく純粋に大学の特別講師として招かれたというのです。

 

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　三又さんといえば、過去に三又さんが経営していたバーで「ぼったくられた」と長州力さんや芸人仲間から苦情が噴出したことがありました。ほかにも宮迫博之さんから借金をしているにもかかわらず、雑誌の取材で「借金はありません」と虚偽の発言をするなど、しばしば「クズ芸人」と呼ばれることがあります。

 

　そんな三又さんがどういった経緯で東京農業大学の特別講師に就任されたのか、お話をお聞きしました。きっかけは友人から誘われた異業種交流会に三又さんが参加したことだそうです。

 

「その交流会が昼間のバーベキューで、天気もよかったから行ったわけですよ。そしたら参加者は雑誌社の編集長や有名なお花屋さんの方だったりで、芸人は俺だけだったの。俺は最近トークライブをやってて、そのライブで『こんな話をしてます』ってみなさんに1個話したらドッカーンとウケたのよ。それで気持ちよくなって2個、3個、4個と30分しゃべった（笑）」

 

　その交流会の参加者のなかに、東京農業大学の教授がいらしたのです。

 

「『今日は三又さんにこんなに楽しいお話を聞かせていただきましてありがとうございました。私の大学で講師をしていただけないですか』って言われて。でも俺は『社交辞令だな』と思ってたの。そしたら2日後に『打ち合わせできますか』ってLINEがあって。『マジなん？』ってびっくりですよ」

 

　その後はとんとん拍子に話は進み、先日、三又さんは大学講師デビューを果たしました。

 

　講義のテーマは「コミュニケーション能力の向上」。今の大学生は、高校時代、コロナ禍ど真ん中だったこともあり、リモート授業が大半で人との触れ合いが乏しかったことから、このテーマでお願いされたと言います。

 

「講義の最初に先生が『三又又三さんです』って紹介してくれて。俺が40人ぐらいの生徒の前に出ていったんだけど、生徒は『ワァーー！』って感じじゃなくて『フワッ』だった（笑）。

 

　それで俺が、生徒に『今日は初日で俺はテンション上がってます。なのにこのリアクションはないんじゃない？　もう一度、俺の登場からやり直します』と。

 

　そしたら今度は生徒が『ワァーー！』ってやってくれて。そこで俺が『人間というのは、お互い気を使い合わないとダメなんですよ。これはまさにコミュニケーションで大事なことなんです』って」

 

　身をもってコミュニケーションの大切なポイントを教えた三又さん。今後も、金八先生にも負けない、どんな体当たりの講義を見せてくれるのか楽しみですね。

( SmartFLASH )